スズノネ

みぃ

3枚目




夕立が 地熱を冷ましてゆく


深夜を越え 降り続けた


雨があがる


除湿機が 満タンになって


困ったように 立ち尽くしている





まるで なってない自分に 苛立ち後悔を 重ねた

そう今となれば遠い 日おかしい程にから回る 

七転八倒を繰り広げる

笑ってしまうくらいの己への 駄目だしでも、、

そんなときでも野花は咲いて

風がそよぎ

大地はうたう

今となれば遥かなる 

登り道未だ ゴールは見えるはずもなしただ 

少しばかり逞しくなった足で一歩 また一歩

歩みを進める確かめる 生命たちの声



リンリン リン


獣よけの鈴の音


朝を響く



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

スズノネ みぃ @miwa-masa

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ