第11話 理由

〔できるだけ多めの重狂シュヴェーアを倒すぞ、あいつ弼慈は2時間しか足止めはできていないと思われる、あいつ以上のランクはそこそこ多くいるが、できるだけ戦おう〕

「わかりました」


少し暗い森林に来た


「弼慈の信号が無くなったから来たが…やられていたのか俺が相手だ」

誰かが言った

「お前の名前は?」

鬼失は問いた

θシータ 瓦烏 仏江がらす ぶつえ


「そうか…貴様を殺す」

その場にいた全員がいった


『怪力乱神』

仏江の想極力クレエが言った


「俺の攻撃力は1.5倍になった、まぁ序章に過ぎないけど」


『記憶改変』

仏江は鬼失を指差した


《お前は今日戦った重狂シュヴェーアの順番がわかんなくなる》


その言葉を言われた瞬間鬼失は誰と戦ったかわからなくなった


「こいつと戦う前って誰と戦ったっけ…?」

鬼失は窶れた顔で言った


「ど、どうしたの?」

叉解は困惑したように言った


「私さ…今日戦うのってこいつが初めてだっけ…?それとも他戦ったやつがいる…?」


「弼慈とかと一緒に戦ったじゃなん!」


「これこうゆうのが俺の想極力クレエだよ!」

仏江は不敵な笑みを溢した


『記憶復元』

再度仏江は言った


「お前らの中にも想極力クレエを二つ以上持ってる奴がいたと思う

そいつは特殊個体、多重想極力クレエ使用者というのだが、

まぁそいつは重狂シュヴェーアになる資格があるんだよなぁ〜そんなような奴…いない?」


「……いません」

「いる反応だな?少し記憶を見せてもらうよう」


『記憶透視』

「ふーん、霧鳥 音音きりとり おとねか有難う教えてくれて」

「教えてはないですよ…」

「まぁ、俺たちが攻めてきた理由は『多重想極力クレエ使用者』を探して、

仲間にすることだったからな、まぁそろそろ俺たちは帰ると思うぞ

だよな柴菜」

「ええ、そうですね」

スーツ姿の女性がそこにはいた

「その音音おとねって子を連れて行くよ」

「了解」


『金縛り』


その瞬間音音おとねは何かに掴まれているような感覚にあった


「じゃあ、すぐ連れていきましょうか」

「り〜」


音音おとねの前には2人の重狂シュヴェーアがいた


「何するつもりっすか」

「お前を重狂シュヴェーア本部に連れて行く」

「……拒否権はないっぽいっすね」


そのまま音音おとねは連れて行かれた


「そろそろ俺たちは帰るよ」


重狂シュヴェーアは倒されたり幽閉されたりした奴以外は本部に帰って行った



────


「どこすか…?ここ」

「目覚めたか、ここは重狂シュヴェーア本部だ、まぁ言ってしまえばここに重狂シュヴェーアが全員いる、そしてお前は重狂シュヴェーアになる資格がある、良ければだが入ってくれるとありがたい」

誰かが言った

「入るわけないが…お前の名前はなんっすか」

「あー、αアルファ朽夜 霰きゅうや あられだ、宜しく」

「なるほど…ま、私たちはお前ら重狂シュヴェーアを倒すのが目的だ、入るわけないだろ」

音音おとねは拒絶した


「そもそも、お前らはどうして否狂スンガン重狂シュヴェーアを倒すのか理由を知っているのか?」

「そりゃわかってるっすよ、お前らが襾旧市かきゅうしなどを進行し建物とかを破壊するからに決まっているじゃないっすか」


「なるほど…因みに重狂シュヴェーアは建物を破壊したりしたか?」

「いや…している記憶はないっすけど」

「じゃあ、なぜ俺たちを倒すのだ?」

「そりゃ…重狂シュヴェーア否狂スンガンから生まれた組織と聞いたっすだから倒す必要があると考えたっす」

「俺たちが否狂スンガン襾旧市かきゅうしに行かないようにしていると言ったらどうする?」

「そんなわけないじゃないっすか!今まで私たちは何をしてきたんっすか…!」

「お前たちは、お前たちの手で襾旧市かきゅうし否狂スンガンを湧かせているっていうことだ、まぁ話は変わってしまうが、重狂シュヴェーアに入らないか?」

「残念だが、断らせてもらうっす私は否狂対抗部隊フォル16番隊副隊長として、誇りに思っている天職だと思っているだから重狂シュヴェーアには入るわけにはいかない、ファンクラブもあるからな」


「そうか、残念だ…お前ら彼女を襾旧市かきゅうしまで送ってやりな」

「了解!」


そのまま、何もなく音音おとね襾旧市かきゅうしに戻った


「αさんヨォ、どうして否狂対抗部隊フォルの野郎を戻したん?」

「そりゃ、あいつらがどう思っているのか聞きたかっただけだしな

数高部隊キューレ𝑖アイ 絡繰 術技からくり じゅつぎさん」

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