第10話 想極力の具現化

狂巳は想極力クレエを具現化可能と皆に知らせた

しかし、具現化をできたのは隊長・副隊長と鬼失だけだった


「えー、鬼失いいな〜具現化できて」

「きっと叉解もそのうちできるようになるよ!」

「そうだね!」


「お嬢様達、お話してるところ悪いですけど、私と一戦しませんか?」

ιイオタ 明怒 弼慈めいど ひつじ

時計をぶら下げたメイド姿の重狂シュヴェーアがそこにはいた


「ああ、いいぜ」

鬼失は戦う気まんまんだった

「…では早速」

「まぁ落ち着いて、私の想極力クレエの能力を言いましょう」

「ほぉ、舐めてるのか?」

「いえ、舐めてないですよ私の能力が強すぎるからです。

ま、私の想極力クレエは名前の通り時間を操ります

最後に宣言した数字分ああつれます」


時魔術タイム・マジック-Ⅲ』

「まぁ落ち着いて、私の想極力クレエの能力を言いましょう」

「ッ!」

「どうしたんですか?貴方が” ほぉ、舐めてるのか?”と言わないと進まないじゃないですか」

「なるほど…」


創造クリエイト

〔よぉ、俺がこいつの執事『彁楽 節目からく ふしめ』だよろしく〕

「し、執事って…!何言って!」

「ふーん、執事ねぇ…唆るじゃないですか」


時魔術タイム・マジック-Ⅱ』


〔よぉ、俺がこいつの執事『彁楽 節目からく ふしめ』だよろしく…〕

森羅万象しんらばんしょう

ありとあらゆる物質が弼慈に襲いかかった

効果範囲は10m程度だがとても強力である


「おっと危ない」

〔流石に避けられるか…〕

倒行逆施とうじょうぎゃくし

「何か勘違いしてるかもしれないけど、想極力クレエの具現化程度ιイオタ以上はできますよ」


「へぇ、そうなんだ教えてくれてありがとう」


創造クリエイト-接触速爆爆弾』

森羅万象しんらばんしょう


「逃げないと触れて爆破しますよ〜」

「舐めないでください」

時魔術タイム・マジック-Ⅹ 加速』

時間が加速し始めた

倒行逆施とうじょうぎゃくし

とても早い速度で接触速爆爆弾が鬼失の方向へ行った

『朽ちろ《フェネ》─爆弾』


「ありがとう、助かった…」

「いいよ〜」

鬼失は深く感謝した

〔あ、あの… 叉解さん…〕

「あ、貴方は…?」

紫色の服を着た少女がそこにはいた

〔私は貴方叉解さん想極力クレエの具現化した姿です…〕

「そうなの!?」

〔は、はい…えっと…名前は『朽夜 破尊くちや はそん』です…〕

「破尊ちゃんね!よろしく〜」

〔とりあえず…あの人をぶっ殺せばいいんですか?〕

「ええ、そうだね〜」

「わかりました、ぶっ殺します」

破尊の雰囲気がガラッと変わった

雲外蒼天うんがいそうてん

スッ

破尊は指を指した

そして、破尊が指を刺した方向に20m程度貫通し破壊された

それと同時に弼慈のコアを破壊した


「クソ野郎が…私のメイド衣装が汚れたじゃないですか…」

時魔術タイム・マジック-Ⅲ』

「忘れたんですか、私が時間を戻せることを」


『朽ちろ《フェネ》-時計』

弼慈の時計を破壊した


「何!?」

「……」

倒行逆施とうじょうぎゃくし

時計の破損を逆行させ鬼失が持っていた時計が破壊された

弼慈の時計は直った


「…鬼失」

「ああ、恐らくあの時計だな」

「どうする?」

「いつも通りのあの攻撃で行こう」

「了解」


創造クリエイト-ストーブ』

「暑いじゃないですか……こんな真夏に」


『朽ちろ《フェネ》-時計』

「何度やっても無駄ですよ……ッ!」


重狂シュヴェーア否狂スンガンの状態であるドロドロした状態が固形化し

自由に言語を話せるようになった軍団のため

暑さに非常に弱い

その為重狂シュヴェーアはいつもαの想極力クレエを使いとても冷たくなっている

しかし、鬼失のストーブの影響で膜の冷たさが消え去ろうとしているのである

体が熱くなると想極力クレエの効果が半減したりするのである

ネオ状態を除く)


「やめろ…やめてくれ」

弼慈は溶けた

しかし、Ιイオタが刻まれた弼慈がいた


時魔術タイム・マジック-ネオ

「もうあの時計は必要ない、私が心の中で思えばそうなりますから

あー、あと想極力クレエの具現化体、名前なんだっけ、あー時刀もネオ状態になるからな、覚悟してください」


「はぁ、破尊あいつぶっ殺していいよ」

〔ほんとですか!?やったぁ〕

雲外蒼天うんがいそうてん

破尊は弼慈の頭を指さした

弼慈は頭を消し飛ばされた


「まぁ、復活しますけど」

「まぁ、だよなぁ…」


「悪いな、遅れちまった」

そこには巡朴じゅんぱがいた

雷々卞下らいらいべんか

一発弼慈に雷を撃った

「ピリピリしますね」


〔やっと出してくれたか、巡朴〕

そこには黒猫がいた

〔お主らは初めてだな、我の名前は『日向 朝美ひな あさび』よろしく〕


「ね、猫が喋ったよ…うぉ」

〔まぁいい、あの程度我が倒す〕

『電光石火』

光よりはやく動き電気を浴びせた


「なん…だと?なぜ貫通する!?」

〔お主の体内に電気を流しておるからな〕

「なん…だと?……くそ…」


弼慈は高電圧の電気を喰らい脳がショートした


〔恐らく、2時間後には復活するそこまでに他を倒すぞ〕


「はい!」

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