第6話 本来の姿

「知らなかったと思うけど各重狂シュヴェーアにはネオ状態があるんだよ

そのネオ状態になるには『コアを破壊する事』が必須条件なんだ

破壊してくれてありがとう」


「何…?だが強さはそこまで変わってないんじゃあないか?」


──『2人の運命ツインズ・ディスティニー-ネオ音音おとね


音音おとねの四肢からレーザーが出て来た

それは、自分自身を貫いた


「嘘…だろ?」

音音おとねは倒れた


「さぁ、次はあなた達ですよ」

鬼失・叉解は背筋が凍った


─── 一方狂巳は…

ωオメガ複鳥 燦々ふくどり さんさんと闘っていた

『未来選択-銃or拳 A.銃』


「くそ…ただの拳銃かよ…」

「それだけだと俺には勝てねぇよw」


─「酸性雨ザウアー・レーゲン-pH3」

触れると溶けてしまう雨であった


「くそ…逃れることができねぇ…」


「大丈夫ですか?15番隊長さん」

「お前は…!」

「まぁ、とりあえずあいつを殺せばいいんだな」

「ああ、頼む」


閻魔霊客えんまりょうきゃく

子供の姿の幽霊が現れて燦々に向かった


〔遊ぼうよ〕

その幽霊は燦々に語りかけた


「誰だお前は」

〔私は███の想極力クレエ発動と同時に出てくる『氷下 人ひょうか じん』だよ〕

「そうか、出てきて直ぐで悪いが、お前には死んでもらう」

〔そんな事言わずに遊ぼうよ〜〕


閻魔霊客えんまりょうきゃく-黑鬚危機一髪くろひげききいっぱつ

〔飛び出した方が勝ちだからね〜〕

「……遊ばねぇよ」

燦々はじんの遊戯を拒否した

〔遊戯の不参加には罰則を〕

じんがその言葉を言った瞬間燦々の右腕は消し飛んだ

「嘘だろ…?はぁ…?」

〔不参加は許さないからね〜〕


閻魔霊客えんまりょうきゃく-繩翔なわとび

〔多く飛んだほうが勝ちね!〕

「ああ…わかった」

目の前には棘がついている縄が現れた

「なるほど…だが俺には今右腕がないのだが、いいのか?」

〔もちろん!私が勝てればいいの〕

「こいつ…」


燦々VS人の縄跳び対決が始まった


〔いーち!にーい!さーん! あ!引っかかったね!〕

「くそ…負けた…」

〔じゃあ、左脚貰うね〕

「クソガキガァ!」


燦々の左脚が消し飛んだ


閻魔霊客えんまりょうきゃく-死輪投しわなげ

「はぁ…次はなんなんだ?」

〔輪投げだよ!お互いが的だから、そこに多く入れた方が勝ちだよ〕

「わかった、来いよクソガキが」

〔立派な大人が子供にキレないでよ〜見っともない〕


両者どちら共に輪が5つ配られた

「5つ全部入れてやるよ」

〔できるかな〜♪〕


「オラッ!」

燦々は突然輪を投げた

〔あー、一個入っちゃった、よいしょ〕

人は5つ全て投げた そして5つ全てが入った

「嘘だろ…?ノーミスクリアが必須か…」

燦々は4つまで全てノーミスで入れた

〔ふーん、凄いじゃん〕

燦々は沢山汗をかいている

「5つ目が入ったらどうなるんだ?」

〔それは、勿論私の四肢のどれかがもげるんだよ〕

「了解」


最後の一個燦々はすごく集中し放った

しかし、その輪はズレ入ることは無かった


「くそ…!なんでだよ」

〔まぁ、汗で滑ってすごい方向に言ったんじゃあないかな〕

「くっそ…」


燦々の左腕が消し飛んだ


閻魔霊客えんまりょうきゃく-増加鬼ふえおに

〔これで終わり!増え鬼だよ〜!〕

「ああ、なんとなくルールはわかる だが人数はどうするんだ?」

〔███の想極力クレエで霊をたくさん呼べるからそれでいい?〕

「ああ、それでいいよ」

〔ありがと〜じゃあ鬼はどっちがやる?〕

「あー、お前がやってくれねぇか?」

〔いいよ〜制限時間は10分ね!〕

「了解、10分全部生き残ればいいのだろう?」

〔うん!その通り じゃあ!スタート!!〕


〜5分経過


「5分が経過したか…今の鬼は恐らく8名…逃げているのは俺を含めて4名ぐらいか…」


〜2分後


「あと3分…俺以外全員捕まってしまったのか…」

〔いた〜!!〕

「くそ…見つかったか」


残り時間:2分15秒


〔あと2分!逃げ切れるかな!右脚しかないのに!〕

「くそ…やっぱり無理だ…くそ…」


〔タッチ!〕


「クソがァァァ!!」


燦々の右脚が消え去り、コアも破壊された


「俺の想極力クレエ強いだろ?」

「ああ、強いな…なんて」

「ハハ、強いだろそうだろ……ほら応急処置し終わったぞ」

「ありがとう」

「多少の溶けだから助かったが、無茶すんなよ」

「わかった…ごめんね」


ネオ

そこには額にΩオメガの文字が付いた燦々がいた


〔へぇ〜すごーい!〕

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