第4話 訓練

正直、重狂シュヴェーアに言われた“50日後”という言葉で否狂対抗部隊フォル内は怯えていた、しかし隊長・副隊長はその逆その状況を楽しんでいた


「おい!もっと腹部を狙ってけ〜!!」

4番隊隊長 罠栗 葱わなくり ねぎ

想極力クレエ銃化刀サーブル


「私も鍛えてください…!」

誰かは言った

「珍しいね、自ら来るなんて」

「強くなりたいんで!」

「ふーん、いいじゃん…お前の名前と想極力クレエ、何番隊所属か言え」


「『闇島 有技やみじま ゆうぎ想極力クレエ『闇固定』闇を一定の場所に固定でします」

「なるほど、それで相手の視野を無くすんだな」

「ええ、あと剣状に固定して闇の剣を使うことも可能です、まぁなんでも作れます」

「おぉ、強いじゃねぇか」


「あの、後ろに否狂スンガンいますよ」

「何…?くそ…」

葱はギリギリのところで躱したが、右肩を負傷した

「気配が全くなかった…おい有技!お前は逃げてろ!」

「フハハ!」

有技は不適な笑みを零した

「何がおかしい?」

「お前は私が否狂対抗部隊フォルの一員だと勘違いしていた?」

「確かに…お前は何番隊所属隊かは言っていない…まさか…お前」

「ああ、そのまさかだ私は重狂シュヴェーアの1人だよ、記号は『ζゼータ

ちょっと偵察程度で来たがこの程度か…w」


「そんなことはないよ」

「何?それはどうしてだ」

「お前はいつ私たちが想極力クレエを使っていると勘違いしていた?」

「確かに…宣言や状況変化はしていない…ふーんすごいじゃん」

「ふw、まぁ帰れあと48日はあるはずだ」

「そうだな…了解」


有技は素直に帰った


探地たんち頼む」

「了解…!」

4番隊副隊長 不酸 探地ふさん たんち想極力クレエ探知サーチ

特定の人や物を宣言しその位置や行動を全て理解する事ができる


探知サーチ』-闇島 有技やみじま ゆうぎ

「ここから、北東に37km行ったところで止まりましたね恐らくそこに重狂シュヴェーア本拠地があります」

「ありがとう探地」

「いえいえ〜」

「とりあえず、威嚇射撃がてら一発だけ打ってみるよ」

「了解です」


銃化刀サーブル』-スナイパー

「当たるかわからないけど打ってみるよ」

葱は高いところまで行き北東に撃った


葱が撃った球は本部の重狂シュヴェーア総長である『αアルファ』の部屋にある花瓶に当たった


「チッ…人には当たんなかったか」

「届いてるだけすごいですよ」

「ありがと〜」


因みに

重狂シュヴェーアの階級は

αアルファが一番高くωオメガが一番低い

階級一覧

αアルファβベータγガンマδデルタεイプシロンζゼータηエータθシータιイオタκカッパλラムダμミューνニューξクシー

οオミクロンπパイρローσシグマτタウυウプシロンφファイχカイψプサイωオメガ

である

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