一、本質

 本質追究を怠れば、いずれ、病む。

 

 肉は容器であり、魂が本質である。


 森羅万象との、魂の会話が必須である。


 魂の会話は、言葉による会話ではない。


 それは、大宇宙、即ち抽象無量の場と、小宇宙、即ち表面的具象有限との、無境界の、連続階調的な営みである。


 大は小を兼ね、小は大を兼ね、大も小も本質と、輪郭のない毛糸の広がりで繋がっている。


 これは単に修辞法としての撞着語法オキシモロンではない。


 本質とはそういうものである。

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