好きと嫌い

私は、私のことを理解してます風に話されるのが嫌い。

私のことなんか1ミリも知らないくせに、知ってる風に言わないで。

そう思ってしまう。

でも、そうじゃない人なんていない気がする。

みんな絶対、誰かのことを理解している風に言う。

だから、私は自分も嫌いだ。

理解していないと頭ではわかっているはずなのに。

どうしても言ってしまうことがある。

その人のことをわかっていたいから。


私は話題の中心を自分に持っていく人が嫌い。

でも、少なからずその気持ちはわかる。

どうしても、主張したい時はある。

私だって、やってるんだもの。

だから、私は自分も嫌い。


私はデリカシーがない人が嫌い。空気を読まずに誰かに何か言ったり、人が気にしていることをわかって指摘してきたり。

冗談でも受け止めきれない。

私だってそれをやる。

でも、私は自覚があるから直せるんだ。

だから、自覚ないままの人がもっと嫌い。


こうやって嫌いな人を挙げてきたけど、私だって嫌いな人しかいないわけじゃない。

好きな人だっているんだ。


私は平等な人が好き。

でも、平等なんて難しい。

それを表に出さないようにしているのがすごい。

誰にでも態度を変えずに接せれる、人が好き。

いや、好きと言うよりは、尊敬、の方がいいだろう。


私は笑顔が溢れる人が好き。

笑顔は周りさえも元気にしてくれる。

けどね、目が笑ってない嘘つき顔は嫌いなの。

嘘の笑顔を作ってまで私の近くにはいてほしくないでしょ?

偽りのない純白な笑顔で私の隣にいてほしい。


私は普通の人が好き。

1番なんにもないんだもん。

私も接しやすいし、気を遣う必要がないでしょ?

だけど、そんななにも変じゃない、完璧な普通の人間がいてたまるか。

でも私は普通の人が好き。


嫌いな人がいない、なんて羨ましいな。

人生、楽しいんだろうな。

でもね、嫌いな人がいたって楽しむ方法はある。

そんなの簡単。

好きが嫌いを超えれば、いいだけ。

ただそれだけだ。

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