詩集

久米橋花純@旧れんげ

人、ってね

好き、嫌い、好き。

矛盾の中で引き起こされるもの。

人の感情ってそんなもん。

たくさんの矛盾に向き合ってきた、私は。

向き合ってきただけで、なにもわからなかった。

向き合うだけで、それだけでいいなら。

私は今、笑えているはず。


向き合って、答えを出した。

それで、それだけで、いいのだろうか?

決してその答えが正解かはわからない。

そもそも、正解があるのか、さえもわからない。

今この世界で、正解がある、それは数学とか理科の世界だけ。

人が生きている限り、人が正解に辿り着けるのはその世界だけ。

人を理解しようとしたって、それは自分なりの解釈にしかならない。

その人の本心までは、その人以外、わからないはずだ。

たとえ、どれだけその人のことを知ろうと、理解した気に、なってるだけ。



私が彼を好きになったことは果たして正解なのか。

それは誰にもわからない。

私にだってわからない。

当時の私が幸せでも、今の私は幸せじゃない。

人生という長い道のりの中で、一部分だけを抜き出して考えたって意味ないんだ。

結局、死ぬ間際になっても私たちは彷徨っている。矛盾の世界を。























ーーーーーーーーーーーーーーーー矛盾と向き合え。

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