僕の同期Mがヤバいって話し~霊が3体付いてるって言われた件~

東雲レイ

第3話

妹よ待ってくれ、そんな急に

「貧乏神と疫病神と、女性の生霊がついてる」

って言われても、正直付いていけない。


思わず「は?」と言ってしまった僕に対して

妹はクスクスと笑っている。


一旦落ち着け、僕。


深呼吸して心を落ち着かせる。


Mの行動を思い返してみると

妹の言ったことが、不思議と腑に落ちた。


通帳のマイナス

蕁麻疹

謎の浪費と浮かれ具合


妹は霊感体質で、昔からこういうことを

よく言ってくる。

正直、信じて切ってるわけじゃないけど…

Mの変わり様を説明できる言葉としては

妙に説得力があった。


「心当たり…ない?」と聞かれて、思い出した。


あの、おみくじの文言...

「思わぬ災いが降りかかると、人は浮かれる」

災いって、霊のことだったのか…


僕は少し焦って聞いた。

「もし仮にそうだとしたら、解決策ってあるの?」


妹は、ケロッとした顔で笑って言った。


「ないよ、自分で気づくしかないもん。

でも、あんまりお兄ちゃんが気にしないほうがいいよ?感情を向けると、一緒に取り憑かれるかもよ?笑」


ゾワッとした。

思わず「いやだ」とつぶやいてしまった。


……じゃあ、どうすればいい?


Mには何も言えない。

言ったところで、きっと聞かないし。

むしろ逆ギレされるか、もっと距離を置かれるだけだ。


でも、きっとこれからも

何かが起きるのは確実なんだな…


僕は心の中で、小さな覚悟を決めた。

それは、また別のお話で。


───


〈後日談〉


この話、実は ほぼノンフィクションなんです。

語り手は僕。Mは…そのうち教えます…


chatGPTに、この話をしたらこう返ってきた。


「Mさん、三重苦じゃん!笑」


AIに笑われる人間、初めて見ました。

やっぱりM、ただ者じゃない。


この先、何か進展があれば

きっとまた僕は、続きを書いていると思う。


┈┈┈┈┈┈


明日からは短編で「僕の周りの変な人」を

紹介していきます!

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僕の同期Mがヤバいって話し~霊が3体付いてるって言われた件~ 東雲レイ @SRei_n

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