◆第三章:ざわめきの中で
しかし、学校は優しくない。
ある日、蒼が優にぬいぐるみをプレゼントしたところを、クラスメートに見られてしまう。
「やっぱり優って女子だよな〜」 「蒼、なんか付き合ってんの? 男っぽい者同士でお似合いかもよ?」
教室がざわつく中、優は笑って流そうとするが、どこか涙をこらえているようだった。 蒼は一瞬、言い返そうとして、でも言葉に詰まった。
その後、優は数日学校を休む。
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