紡6

ひゃー楽しかったぁ~思った以上に上がるときのスピードもあってびっくりしたね~!先生、つぎはあっちのコースターに――先生、電話?


『はい、わかりました……ええ、大丈夫です。ではまた……あ、つむちゃん、次はあの観覧車に乗らない?』


え、なんでぇー、観覧車ってゆっくりだしつまんないよ!乗るにしても最後がいいもん!


『……どうしても、やだ?』


どうしてもってさ…なんで急に………あ、さっきの電話、またトオルからでしょー!なんか事件があったの……?


『まあそんなとこね、だからね――』


でも、今日はあたしを優先してくれるって言ったじゃん……今日はお仕事お休みするって言ったのに………


『……そっか、そうだったね。ごめんね、じゃあやっぱり今のナシ。つむちゃんの乗りたいやつ乗ろっか♪』


ん、んんん………


『ほら、行こ?』


ん、今回は………今回だけだからね………先生、スマホ貸して!


『え?はい、どうぞ…?』


よし………あ、もしもし……コホン、おいこらトオル!今回だけ許してやる!こんど先生とのデート中に電話かけてきたら留美さんにあのことバラすからね!!いい!?………っと。ほい、じゃあ先生、観覧車行こっか。


『…まったく、つむちゃんったら。あとで九条刑事に何言われても知らないよ?』


いいの!デート中に電話してくるほうが悪いですー!ほら、さっさと終わらせて、デートの続き!

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