第2話 「今・ここ」を意識する
のほほんと日々を生きていても、「今・ここ」を意識するようにはしています。
「今・ここ」を生きる、というと難しく感じてしまいますが、「過去を振り返らないこと」、「未来を予想しないこと」、と考えれば、すこしは簡単に聞こえるのではないでしょうか。
どんなささいなことでも、何かについて成功体験などがあると、どうしても前例踏襲をしたくなるものです。しかし前例というのは過去です。そのあいだに成長もしますし、周囲の状況も変わります。なので、前例踏襲に意味はないと考えています。
結果的に前例踏襲になることがありますが、それは「今の自分にとってそれが正解だった」というふうに考えます。
以前に成功体験があったとしても、同じようなことが百回もあれば、すべて同じ要領で上手くいくとは限らなくなります。前例踏襲して上手くいかないとき、人は失敗と考えたり、順調ではないことにイライラしたりします。そのネガティブな思考が楽しい人生のジャマになります。
なので、前例踏襲ではなく、「今・ここ」を生きるようにしているわけです。
実際の話、何かを意識していても、していなくても、この世に生きているということは、「今・ここ」を生きています。
ぼくの個人的な人生には、カレンダーも時計も関係ありません。社会との関わりには日付けや時間が必要になりますが、個人的な人生にはまったく無意味です。
なぜなら、「今・ここ」以外にぼくが存在しないことを理解しているからです。
「今・ここ」以外の自分を想像するとき、それは過去か未来でしかありません。
そして過去や未来の自分を想像するときというのは、たいていポジティブなことではありません。過去への後悔や反省、未来への不安や恐れがほとんどです。
そんな想像をしても、生きているのは「今・ここ」です。過去も未来もどうにもなりません。だったらその想像はムダなことだとわかります。
「引き寄せの法則」なども、「今・ここ」に存在する自分の意図によって作用するわけですから、他の時間帯のことを考えてもマイナスにしかなりません。
ものすごくざっくりと言えば、「何も考えない」、この一言に尽きます。
過去はすぐ手放し、未来は夢や希望など、楽しいことだけを考えています。それが未来を望みどおりに変化させる唯一の手段です。
「今・ここ」に生きる自分を変えることこそが有意義であり、結果に繋がります。
「今・ここ」を意識するのは、人生をコントロールするためであり、より良い人生を生きるためなんです。
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