第10話 10個目
この世界は誰が悪くて、誰が良いのかわからない
これはある学校のテロの話
「次の時間なんだっけ」
「えー、国語じゃね?」
「あれ外国語じゃないの?」
そんな日常の会話、その会話に
一切入らない孤独な少年
「なあなあ、」その少年に話しかける
「え、、、」その話しかけた少年は
その学校に今さっききた転校生だった
「こんにちは、俺転校生として
早めに学校を見に来たんだ、」
言った通り、早めに学校内を見て
慣れるようにしようとしていた
「、、、そうなんだ、君運が悪いね、」
「どういうこと?」
「いや、なんでもないよ」
その言葉の意味には何があったのか
「君の名前は?」 「僕は高橋」
「俺は田端 祐介!よろしく」
「うん、」少し陰気気味の高橋
明るい雰囲気の田端。
「ここの学校ってどんな学校?」
「サイアクだよ、イジメが多い」
「あっ、そうなんだ、」
「僕もその被害者の一人だからね」
「えっ、そう、なんだ」
髪にチョークをつけてきたり
バックが水浸しだったり
チョークがかかっていたり、
黒板消しを投げられたり、
トイレに追い込んで水をホースでかけてきて
モップで体の中を擦られたり
授業中に消しゴムとか定規とかシャーペンを
投げてきたり。他にもいろいろ
他の人もターゲットになっていた時期もあった
どんどん変わっていく、
そんなことをぼつぼつとその
太陽のような転校生にぶつける
「なるほどね、なんでそんな事するんだろ、」
少し嫌なそうに顔を歪める。
こんな綺麗に生きている人を
これに巻き込むなんて、心が痛む
「でもさ、こんなことして復讐とか、
気にならないのかな、してる人は」
そんなことを聞いてくる
「そんな難しい事考えないよ、
ああいう人たちは。」
「ふーん、そっか」
「でももうそんな事考えなくてもいいように
なるよ、君は本当に運が悪い」
「え?」
僕はボタンを手に取り彼の目の前ので押した
『バァン!』と大きい音が
中学校の3階から聞こえて振動が伝わる
他の階や部屋ではテロだと避難しろと放送が入る
テロの犯人はテロに巻き込まれ死んでいると
いうのに。愉快なものだ、
それからその中学校では30人の死者が出たと
テレビでニュースがやっていたそうな
諫早県立高等学校ー1年B組
高橋 開土ー田端 祐介
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