ヤエー！初めてのソロキャンプ

JKライダーが父から学んだキャンプ技術でキャンプに挑みます
インカムでのライディング、駅の道での休憩、
美しい富士山を望むサイト、テント設営、鹿肉バーガーよきですね
そしてキャンプの朝、目の前に広がる富士山と静謐な空気のもと
香り高いドリップ珈琲！　うぉおお最高！
とっても楽しそう。ツーリングとキャンプに行きたくなるお話です。
みなさまもぜひご堪能あれ

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（174文字）

初めてのソロキャンプを通して、主人公・晴子の成長や自然との触れ合いが丁寧に描かれています。富士山の美しい朝の景色や焚き火の温もり、地元の焼きそば店での交流など、細やかな描写がリアルで、キャンプの楽しさがしっかり伝わってきました。晴子の心情や旅への憧れも自然に感じられ、登場人物たちの和やかな関係性が心地よく、日常の一コマを切り取ったような温かさが感じられました。
穏やかで優しい読後感の残る、素敵な作品でした。キャンプが好きな方はもちろん、静かな物語を求めている方にもおすすめです。

しかもバイクで行くって言うやない。

うわっ、ますます心配やわ。

キャンプファイヤーも飯盒何ちゃらも一度もしたことない。

虫が苦手、大自然とんでもない。

でも、朝起きたときに富士山が見えるねんて。

夜は真っ暗で光り輝く星々を天井にして眠りにつくねんて。

最高！

それにこの作家さんの筆のタッチが滑らかで読みやすい。

風を切って一緒にヤエーしませんか？

一緒やったらソロちゃうけど。アハッ

バイクに夢を積んで、
女子高生・晴子はひとり旅に出る。

行き先は、富士山を仰ぐ人気のキャンプ場「ふもとっぱら」。
これは、カブ一台で挑む――彼女の「はじめてのソロキャンプ」の記録。

荷物の積み込み、父との会話、初めて使うお気に入りのテント。
早朝の潮風、ヤエー、道の駅で飲むコーンポタージュ。
どれもささやかな出来事だけど、彼女の中では全部が「冒険」だった。

そして、キャンプ場に到着した彼女を待っていたのは、
雲一つない空。
真っ白な富士山。
そして――思いがけない隣人との出会い。

初めての装備、初めての設営、初めての自由。
すべてが「自分で選び、動いて、楽しむ」喜びにつながっていく。…続きを読む

インドア派のあなたもキャンプが身近に感じられるようになります！