第1話

コツコツそんな足音を鳴らしながら3人の子供は歩く、彼らは昔遊んでいた親友の2人が最後に歩いていたと思われる道を歩いていた。彼らの親友のうち1人は本人達は気づいていないがほかの仲間は思いっきり相思相愛だったことに気がついていたが本人たちは恥ずかしがって親友以上恋人以下の関係だったがある時いなくなった。一言で言えば神隠ししかしそんな事を認めれずにいなくなった一人の少年は少女を探しまたいなくなった。…おそらく次は俺たちの番だろうそんな確信めいた予感がありつつも3人で昔の思い出を話しながら歩く。それから少し経ちやはりというべきか、彼らの視界は光りに包まれこの日また3人の子供がいなくなった。


そしてある所…そこに途轍もない光が急に発せられる…そして2人の子供が現れた…。


「ココは…?何処だ…?皆は」


そう言って少年は周りを見渡すと、其処は豪華で廊下の長さからおそらく屋敷らしい場所で…イヤそれよりも何故だ…何故…蔵柱京誠がいない…?一緒に飛んだ大園月は床にまだ倒れている…だが…先にここをを捜索しているのか?そうだよな?それとも残っているのか?元の世界に…そんなふうに頭に様々な考えが思い浮かび消えながらもとりあえず月を起こすことにした。月を揺すりながら喋る…


「オイ!起きろ!飛んだ!京誠がいない!とりあえず誰かが来るまでにこの場から離れるぞ!」


そう言って揺すると 「フワァ」 と気が抜けるような、声と共に起き上がる月しかしその瞬間背後から 「お前誰だ?」 そんな声と共に背中に何か刃物のようなものが突き立てられている感覚にいつの間に…しかもその一瞬の隙にいつの間にか起き上がっていた月が取り押さえられていているそのような状況では何もやれる事はなくしばらく無言で時間が過ぎ去っていた。そこに 「コイツラが侵入者か?」 と誰かの声が廊下の奥から聞こえ奥からコツンコツンと靴音を響かせながら眼光に威厳のある鋭い光を見せる立派な年寄りが来た。 「そうです、急に変な光がこの廊下に発せられると共に謎の2人現れた為に捕まえました。」 そう兵士?が言うと年寄りが、 「そうですか…その2人を私の部屋につれてきてください大丈夫です。…ヤハリカ」と答え(何か小さな声が?)兵士が俺たちから手を離し年寄りに付いていくように言った。

(何か…手はないか?今から無理矢理逃げたり…駄目だ…後ろの兵士から逃げられない…ならこの年寄りを人質に…無理だ例え兵士が急で反応できなかったとしても俺達二人がかりではこの老人に勝てない…これは…諦めて大人しくするか…)

そう結論を出して大人しくついて行きしばらくすると、私室らしき所が見え老人が止まると俺達も止まるように言われ一部の兵士と老人が少し離れた所でしばらく話していると戻り俺達は私室に入るように言われた。しかも兵士が全員私室の外で待っているため絶好の逃走チャンス!そう思い月にアイコンタクトをするとどうやらお互い同じ事を思っていたらしく、今はとりあえず従うがチャンスを見たら脱出する事を念頭に老人から促された席に座る。どんな事を聞かれるか…次に言うであろう言葉に対する返答を頭の中で考えながら老人を見る…しかし次の言葉から考えは頭の中から吹っ飛んでいった。


「お主ら別の世界から来たのだろう?」


…今なんて言った?まさかの俺達の正体の正体を言い当てるなんて…横にいる月も同じ様に目が少し動いていた。老人は俺達の反応が落ち着くと次の言葉を話す。


「何故わかったのかを疑問に思うだろう。しかし詳しくは言えないが一つだけ言えるのは過去に何回か来た人がいる…それだけだ。そうだな証拠としては君達の言葉が同じそれだけだ今はな。」


そう言われた瞬間ハッとなった…確かに別の世界なら同じ言葉なのはおかしい…。だがそれよりも今なんて言った?過去に何回か異世界から来た?ということは…もしかしているのか?あいつらがいるのか?なら…ならまた皆でまた笑い合えるのか?そう思ったら俺は涙が溢れてしまっていた。そしてしばらく俺達は泣いていて涙が収まると老人は続きを話す。


「お主達別の世界から来たからこの世界の常識や戸籍他にも様々な問題があるだろ?だからコチラの依頼をたまに受ける代わりにそちらの生活を保障しよう。」


…その話を受けるかどうか、その答えはどうするか、考えてもやはり情報が足りないけどこの話を受けなくては生活がどうなるのかがわからない…だから俺は受けることにした…だが月はどうか?そう思い月の方を見るとどうやら月も受ける覚悟を決めたらしく俺たちはその話を受けた。

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