Chapter 4|思考を手放す練習
「考えすぎる私」から、少しだけ降りてみる
なにかあるたびに、頭の中でリピート再生が始まる。
言われた一言。送られてこなかったLINE。
もしかしてあの人はこう思ってた?
私は嫌われた?気づいてもらえてない?
ぐるぐるぐるぐる、終わらない思考の渦。
わかってる。
考えたって答えは出ない。
でも止められない。
脳内会議は24時間、閉店しないまま。
そんな自分を変えたくて、マインドフルネスを知った。
最初は「無になる」ってどういうこと?と半信半疑だったけど、
ある先生がこう言ってくれた。
「何も考えないのではなく、“考えすぎていること”に気づくのがマインドフルネスなんですよ」
その言葉に、肩の力がすっと抜けた。
わたしは「考えるのをやめなきゃ」と焦っていたけど、
そうじゃなかったんだ。
ただ、“今、自分の頭の中がにぎやかだな”と気づくこと。
それだけでも、少し距離ができて、楽になる。
⸻
小さなマインドフルネスのすすめ
難しいことはしなくていい。
ただ、今この瞬間の五感に意識を向けるだけ。
たとえば…
• コップを手に持ったとき、
→ 冷たい or 温かい、その“触感”に気づく
• 窓の外を見ながら、
→ 風の音、光の色、空のグラデーションを味わう
• 呼吸するとき、
→ 鼻から吸って、胸がふくらんで、吐くときに肩が落ちる…その流れを感じる
何秒でもいい。
「気持ちを落ち着けるぞ」と頑張らなくていい。
“今ここ”にいることを、ただ感じる。
思考はまた戻ってくるけれど、
そのたびに「今に戻る」練習を重ねていくと、
心の中に、小さな静けさの場所が育っていく。
⸻
静かに呼吸してみる。
香りを深く吸い込んでみる。
頭の中の音量をいったん下げて、
目の前のコーヒーの湯気や、午後の光に意識を向けてみる。
すると、少しだけ「今ここ」に戻れる。
「まだ決まってない未来」じゃなく、
「もう終わった過去」じゃなく、
ちゃんと“今、生きてる自分”に戻ってこられる。
思考をやめることはできなくても、
思考に振り回されない時間は、自分でつくれる。
私たちはいつも、「考えすぎる私」に疲れている。
でもその下には、もっとやわらかくて、
ちゃんとここにいる“静かな私”がいる。
マインドフルネスは、その静けさに出会う練習なのかもしれない。
思考のクセをなおすこと。
どうしても悪い方に考えてしまう。わたしの友達でいつもハッピーを纏っているような人がいる。怒らないし嫉妬しない。
もう、神様かと思うぐらい!
だから自分が感情を抑えられなったとき、彼女ならどうするかな?なんていうかな?って考えるようにした。
そうして自分に話しかけると大抵はなんてことない。
怒らない、悲しまない、嫉妬しないはクセを治してあげるととても楽になるんだってわかったんだ。
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