仮初めにしか映らないけれど真実なのだと

青空を歌うその旋律

あの頃に焼き付いた残像に焦がれて 五線譜の中にいた私を思う

定められた枠内で私たちは輝いていただろう

一つの銀河のように渦を巻いただろう

目を閉じれば昔の声が響き色を生んだ

言葉に乗せればきりがないのは きっと星空を見上げるようなものだからだろう


”さあ”  そういって手を差し伸べたのは 愛故か勇敢故か

どちらにしろその行為は記憶の大地に宝石を置いた

懐かしく思い出すのは宝石の場所 一際輝くのは君への憧れ

結局その歌は宛ら一つの命なのだ

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