昼飯

昼休み、いつもの社員食堂で定食を頼んだ。

メインは焼き魚。味噌汁とごはん。

小鉢には、何かの炒めものがついていた。


人参、ピーマン、ちくわ、そして——見たことのない何か。


透明で、細く、ゼリーのような弾力があり、かすかに甘い。

箸でつまんで口に入れたとき、「こういう食材もあるか」と思った。

周囲も普通に食べていた。特に騒ぎはない。


その日の夕方、同じメニューをもう一度確認したが、

付け合わせはひじきに変わっていた。


メモ

厨房スタッフの入れ替え日

定食500円は助かる

自炊が苦手

あの食材の名前を誰にも聞かずにいる

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