昇降

深夜帰宅。マンションのエレベーターに4人が乗っていた。


それぞれが階数ボタンを押し、無言のまま上昇していく。


途中の階で1人が降りた。

ドアが閉まり、ふと前を見ると、

押されていなかったはずの階のボタンが、すべて点灯していた。


誰が押したのかはわからない。

降りた人物が背を向けた瞬間に、押したのかもしれない。

でも、そんな動きはなかった気がする。

残された3人も、特に反応しなかった。


そのままエレベーターは、すべての階に止まった。


メモ

3人とも無言

ボタンの操作音も聞こえなかった

ドアの開閉は正常

エレベーターの裏技を調べておく

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る