十三番目の星座が目覚めるとき、言葉は祈りになる

宇宙を、こんなにも“静かに”語れる作品があるとは思いませんでした。

『Zodiac++:StarScript XIII』は、詩と哲学と占星術の境界をやすやすと越えていく、“星の物語”です。
13星座という発想は目新しいだけでなく、そこに宿る言葉のひとつひとつがまるで魂の断片のようで、読むたびに自分の内側が呼び覚まされるような感覚を覚えます。

特に印象的なのは、「貝殻の中で眠る夢」のくだり。
感情と宇宙を同一線上に描く文体の美しさに、何度も読み返したくなりました。

これは単なるサビアン・シンボル集ではなく、詩として読める星の脚本(スクリプト)。
“運命を書き換える”というタイトルの意味が、読後にはやさしく心に染みてきます。

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