第2話



 かれこれ、「今日の日記」を、日付で書くという series をひと月ほど継続して、そろそろ種切れというか疲れてきた。


 日記なのに書くことなくなる?のは矛盾ですが、短いコラムでも日々に創意工夫を凝らしつつ、持続するのは大変らしい。

 「日刊フジ」だったかの夕刊新聞に、人気のある作家が短いコラムを連載するという企画があり、それが文庫本になっているのをよく読んだなあ。

 ツツイ、ヨシユキ、中島梓、山口瞳…もし文庫になっているほかの作家のがあれば、探して読みたいなあ。


 このコラムは、挿絵を山藤章二さんが担当していて、それぞれの作家の似顔絵がケッサクというか面白いのだった。

 

 楽屋落ちというか、裏話が多い気がするのは、だんだん書くことがなくなって、洗いざらいなんでも書いてしまうみたいになってくるかららしくて、ツツイは、「書くほうが苦しがってヒイヒイ音を上げるくらいのところから読者は面白がり始めるのが不思議」というようなことを書いていた。


 アイデアに窮して、呻吟苦悩する作家、というステロタイプな悲喜劇のパロディ?のようなマンガはよくあった。

 机の周りに反古の紙が山積みで、濛々と煙草の煙…

 似顔絵は、松本清張氏のイメージが多かった…

 

 そういうことは、だいたいプロでもないし、「文豪気取り」とか言われるのを死ぬほど恐れるというか? なんか性格が歪んでいて自虐の塊なので? だいたいなんぞブログをしているというのも隠しておきたいタチなんですよ? 

 それはそうで、覆面作家というのもよくある。

 サリンジャーという作家みたいに完全にひきこもっていた人もいる。 よく引き合いに出すが、エミリーディキンソンとかいうヒキニートの詩人がいたらしくて、おれはもっと暗くておとなしくて、ほぼそれより内向的で、社会性皆無のカテゴリーの人類です。

 どうかあんまり苛めないでくださいw ?

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