ヴァンパイドル滾1巻と血潮滾についてのアレコレ(本誌バレある)
・1巻表紙の血潮滾めちゃくちゃベビーフェイスでかわいいけどカバー下がしっかり怖イイを出してる…!!本誌読んだ時「怖イイ」についてまだしっかり掴めていなかったけどカバー下の滾が全部物語ってる 怖イイ…
・読み返すと改めて吸血鬼の我慢をアイドルのエンタメに充てるって新しいし本当にどこに行くか予想できんのでそらどうなるかわからんし島本和彦しか描けないよ…でも伝えようとしてくれていることは「身近な日常の中で嫌なものが目に入っちゃった人へのエール」だと感じてるので心に響く
・「落ちるところまで落ちたら上るだけ」「全部下したから何でも食べられる」「終わりだと思って全てを曝け出したら始まりを迎えた」バンフレイムメンバーのこういう死(比喩)を以て壁を乗り越えて巻き返すところ共通してるのいいしそれで一つのチームになって状況を打開するの最高にアイドルチームの熱さが詰まっている
・「間違っていると分かっていても立ち向かっていってしまう」と「不正解は無意味を意味しない」繋がっちゃうな…危険な道だとわかっていても自分の貫きたいものを優先する こういう積み重ねで自分という地層を作り上げていく人間に弱いんだ…
・彼らから醸し出される決して綺麗ばかりじゃない泥くささがとても好きだし荒削りで傷だらけになって無様になろうとも、這い上がらんと足掻く姿は紛れもなく他の誰かに勇気を与えてくれるものだから「ガマンして」を歌う彼らはめちゃくちゃ輝いてるんだよな
・血潮滾、常に「現実の理不尽や厳しさ」をあらゆる状況で摂取しながらエンタメを提供してるしたとえ「やめた方がいい」という状況に陥っても「やらずにはいられない」と足が向いてしまうところ、人の痛みを誰よりもわかっている人間がやっているというのもあいまって響いてしまうというか 現実の苦痛を知る人間が自らアイドルになってエンタメするという熱さを体現してるよな…
・いつの時代も何かを成し遂げるために、自分の目指すもののために果てしない努力を続けて歩んできている人の生き様はやっぱ熱い
・ヴァンパイドル滾はあんまり重く捉えないで読むもんだっていうのはわかってる……わかっているが……何だろうな……描かれているものが令和のエンタメと苦しみだからめちゃ共感しちゃってこう……色々考えちゃって……
読書感想文 佐藤シンヂ @b1akehe11
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