第4話 ダンジョンと魔王城のインフラを筋肉で解決するぞ

 とりあえずダンジョン内は、スライム熱伝導と熱交換システムでエネルギー問題も自己完結。


 ダンジョン出口に温泉も作れてサウナ併設で整っちゃう。マッサージからのアイソメトリックスからの筋トレだ。


 筋トレしながら、ローラー台回したり、ルームランナー回したり、ステッパー踏み台昇降したり、巨大なリス用の回し車回したりして、インフラの動力源にするぞ。


 各階層をつなぐエレベータは、籠に乗った自分たちの力で、引っ張り上げるのだー。サスケさん並みに過酷だ。滑車を間に入れてストロークを増やすのだ。下げるときは、ゆっくり下げないと、安全ラチェットが効いて止まる。ラチェット解除のためには、いったん巻き上げないといけなくて、乳酸溜まる。


 これってもしかして、密閉構造の中にスライムさんを充填して、スライム圧で上下させた方が良くないか? もしかしなくても? 


「スラリー」


 かごを繰り返し上下させて、メインロープ(主索)が絡まないことを検証したあとで、ようやく、まったく別の最適解にたどり着く、脳味噌まで筋肉でできた魔王とその仲間たちであった。


 その身体は脳味噌まで筋肉で出来ていたー。無限に牽制。

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