小説風エッセイ!鈍痛のように熾火のように

鈍痛だ。
鋭い痛みでは無く、
作者が世界に感じている鈍痛だ。

しかし本作は、
作者持ち前のハイテンション・エッセイと、
表裏一体の作品なのだろう。
仄かな輝きが熾火のように感じられる。。

そこはかとない陰りのある小説風エッセイだが、
それゆえに作者の一面が静かに炙り出されているようで、
結局、こころ惹かれてしまうのだ。