第11話鬼塚 宝愛瑠

〜横浜某所〜


宝愛瑠

「もしもし…もしs…切れたわ」


和也の同期であり恋人の

鬼塚 宝愛瑠オニヅカ ジュエル

お転婆で負けん気の強い性格だが、とても気遣いのできる一面もあり周りからも慕われている


「なんなのよ、行き先くらいおしえなさいよ全く…」

宝愛瑠のスマホが鳴る


「もしもし…?」


鬼塚ゴン三郎左衛門(宝愛瑠のパパ)

「あージュエ、今伊豆の船着場に戻ってきたとこだ!夜には家に帰るぞぉ!」


宝愛瑠

「なんだパパか…お疲れ様。んで?今日はどこまで行ってたの?」

鬼塚ゴン

「いやぁな。なんか若い兄ちゃんが”とある島”に行きたいって事でね、、あの島恐ろしくて嫌だったんだけど。どうしてもって」


まさか…


宝愛瑠

「ねぇ、その人名前は?」

鬼塚ゴン

「…すまん忘れた。あ、でも生物研究してるとかなんとか、歳はジュエと同じくらいに見えたぞぉ!」


間違いない…!和也ね


宝愛瑠

「ねぇどこの島なの、それ…?」


鬼塚ゴン

「「…真神月島」」

…リーン…《鈴の音…》


宝愛瑠

「…私も行く!連れてって!」


鬼塚ゴン

「ほぇ!?」

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