概要
その銃口は、どこへ向く。
小学生の時に出会ってから、常に隣で過ごしてきた小太郎と晴人。だが、シェアハウスの開始により、二人は喧嘩ばかりの日々を送ることとなる。大家がその騒ぎを見兼ね、小太郎達にした提案。それは、お互い銃を持って三日間戦い合い、負けた方はこの家を出て行くというものだった。身寄りのない二人はこの家を勝ち取る、つまり生き残るために、お互いに銃口を向け合うシェアハウス生活へ身を投じていく。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!熱が伝わってくる力作
大家さんからのミッションによる「命」の奪い合いに見えながら、実際には「心の居場所」や「自己肯定」を巡る激しい衝突が描かれている物語です。
戦いの中でぶつかり合う拳は、互いの過去と想いの重みそのものであると感じました。
圧巻なのは、最後に交わされる“認める”という言葉。その一言が、絶望の淵から希望を掘り起こすのです。
全編を通じて、「暴力」の後ろ側にある確かな友情と救いが描かれています。
決して上手な文章ではないと思います。でも、情熱はものすごく伝わってくる作品です。
U24作品です。
高い熱量に触れたい、熱を感じたい、そう思っている方は、ご一読いただけたらなと思います。