第4話

緊張して自分の卓で飲みすぎて、お酒強くないからベロベロになってしまった、と。



はい、嘘乙〜〜〜!!!!って今なら言える


でも私、ホスト初心者やん?

まんまと引っかかった。ちょろい。




そいつの同棲エースにキレられて(何もしてない)、おしぼり投げつけられたり、トイレで殴られそうになったり。



その子が泣いて帰るのを何回見送ったか。



若かったからさ、みんな。

ごめんね。


色々端折るけど、そいつとは、最終的には長い付き合いになった。

7~8年?いや、もっとか。


良い奴だった。


嘘か本当かわからない言葉を、私に与え続けてくれた。


その時の私には、きっと"それ"が必要だった。



嘘か本当かなんて、本人にしかわからない。

何回聞いたって、あいつは同じことを、言う。


きっと内容じゃなくて、向き合ってくれる人がいた事実が、その時の私には有難かった。



今は何してるのか知らないけど、幸せになってて欲しいな。






東京に戻って1年。


ふと我に返って、風俗を辞めた。

なんでかは覚えてないけど、何かキッカケがあったわけではないような。


とりあえず息抜きしようと思って、地元に帰った。


元々服が好きで、働きたくて行った東京。


地元に帰って、息抜き程度にバイトの面接を受け、服屋で働いた。


が、何故か正社員雇用になり、2ヶ月後には副店長をしていた。

おかしい。



東京に戻れない…。




向かいのお店に、よく話す人ができた。


見た目は全くタイプでは無いが、同い年で気が合った(ような気がする。覚えてない。)




そいつが私に、トラウマを植え付けた。



今でも、そいつだけは過去一許せない(笑)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る