かくよむに 投稿するは 短歌コン 語彙力薄めの 酒の肴か

妖怪老人びーる男

第1話 かくよむに 投稿するは 短歌コン 語彙力薄めの 酒の肴か

・しとしとと 雨音ゆるく 朝寝坊 起きる気もなし 脱力染みて

・里山に ホーホケホケキョ 詠うこえ リズム違うも 声は優しき

・梅雨入りの 報せに怒る 爺じいかな 明日の息抜き またまた変更

・紫陽花の 花は隠れし 額のなか カエル佇む 緑葉の陰

・中休み いそいそ散歩も 雷雨きて びしょ濡れ帰り 妻は他人事

・田植えどき 秋の豊作 願いしも 米価の思惑 妖し雲行き

・水無月に 田植え急ぐは みな同じ 梅雨入り間近 隣に負けじと

・6階の 歯科イス座り 窓は雨 入れ歯もぐもぐ 定期点検

・かくよむに 投稿するは 短歌コン 語彙力薄めの 酒の肴か

・シトシトと 次々降るは あめのかげ 南は梅雨明け 長崎風情

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