あなたと恋を始めて101日目
人類はまだ生きている。なぜだ。彼女はどこにいってしまったのだろうか。
僕はもう1人では耐えられ無くなってしまったのに。
自分の名前さえ覚えていないのに彼女の存在は頭に刻み付けられている。
彼女に会いたい。彼女の声が聞きたくて、彼女の姿が愛おしくて。
今はもう、空想の中でしか感じることのできない彼女の存在がただただ恋しくて。
どうせ忘れるなら、この恋がよかった。
さけんびたい。彼女の名前を大声で呼びたい。 泣きたい。泣きたいよ。
感情のままに泣き叫びたい、赤ん坊のように。それが僕の理想の姿でなくとも。
彼女は僕から中途半端に消えてしまった。人類からは何も残さず綺麗に儚く消えていったのに。
僕の記憶からも消えてくれ。
僕の記憶からは消えないでくれ。
思考が矛盾しているとは自分でも思う。でも、抑えられない。自制が効かない。
こんなにのは僕じゃない。
僕は誰なんだ。教えてくれ。
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