100日後彼女は人類を滅ぼす
織田美香
プロローグ
「僕、あなたのこと好きな気がするんです。」
「そんなあやふやな表現で告白する奴君ぐらいなもんだよ。」
「感情を伝えることは怖いんですよ、裸にされた気分になって。」
「君のそういうところ本当にツボだよ。で、君の感情伝えて私にどうして欲しいんだ。」
「流れ的に『彼女になってください』とかいうんですかね?」
「疑問系にすんじゃなくて言えよ、いうことわかってんだから。」
「不安になるんです。一回持ち帰ってもう一度考えてみてもいいですか?」
「それ、告白された方が言うやつだぞ。まあじっくり考えてみたら。」
「はい。」
僕は『あなた』のことを好きなはずなんだ。
なぜ僕は名前も知らないあなたのことを好きになってしまったんだ。
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