第十夢

―閑話休題―


内縁の相手と同じ分類の相手に夢を魅せた後

私の体はボロボロになっていた


これでは稼げないではないか

怨めしい、生きるために稼がなければならないのに

お遊びのなかでも最激安コースで呼ばれたので全くもって割に合わない

本当に道具としか見ていないのだな


恨み言は尽きないが仕事なのだから仕方がない

ここで覚悟が試された気がしたが如何せん出血を伴っていたため

暫く休むことにした


ここで無理をしても良いことはない

何より金に執着するとしっぺ返しを食らうことはよくわかっていた


今はただ安静に、治癒力を信じておとなしくしていよう


店には連絡と事情を話し、数日休みをもらうことが決定した


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