天使、学校、ポストアポカリプス

連作短歌として見たとき、いくつかの読み方ができて面白かったです。
最初の歌を種が回りながら落ちてくるとして読むと、文芸部か映研あたりで普通に学校生活を送り、夜に出かけている僕らのイメージで終わると思いました。
最初の歌を終わりのメタファーとして読むと、ポストアポカリプス的世界で天使のような君と学校で暮らすような十作であり、僕らが花になる静謐な終わり方に感じられます。
いろいろな人の解釈を聞いてみたい作品ですね。