令和問題歌 〖 孤独と悪意と罠の中、我 強く生き抜く〗

ライン越し 話す言葉は 軽くとも

心の奥で ひとり震える

寒き夜 灯りも消えて 語る声

誰かの温もり 夢にすがりぬ

画面での 話す言葉は 儚（はかな）くて

指先ひとつ 消えてなくなる

見知らぬ名 嘲（あざけ）り混じる

文字の雨 真実消えて 声は届かず

画面越 撃たれた心 血が流れ　

皆見ていても 誰も止めない

優しさを 叫んだだけの その人を

沈めゆくのは バンドワゴン波

誘い文句 光と見せた その影に

沈む足元 叫び届かぬ

人求む 優しい声と 差し伸ぶ手

真実よりも 巧みに見えた

消えぬ傷 隠さず歩く その背には

同じ痛みを 癒（いや）す光が

傷だらけ それでも生を 選んだよ

笑顔の奥に 強さ芽吹いた