アンゴラの鐘が鳴る時

第１１代インカ帝国皇帝ワイナ・カパックの死後、無敵を誇ったインカ帝国は、内戦を経てその勢力に急速な衰えが見え始めた。
インカ帝国のラストエンペラーだったアタワルパが、スペイン軍に捕縛された時、インカ帝国の先行きに大きな不安を持った執政マーヤ・ランガスは、打倒スペイン軍に立ち上がる。
知略に満ちた、その独創性溢れる戦法で、スペイン軍の前に立ち塞がるマーヤ・ランガスの壮絶な生き様を描いた、本格インカ文学をお楽しみ戴けたら嬉しく存じます。