黄昏の虹の墓標











数々の転生冒険者が流れ着く、転生異世界アースヴァルド。


アースヴァルドには多数の世界ワールドがあり、冒険者を迎え入れる。


だが、その中に一つ絶対不可侵領域がある。














「黄昏の虹の墓標αβ」だ。





いかなる転生者も転生を許されず、いかなる登場人物も発生しない。


そこには、黄昏の虹の光の紅葉が降り注ぐ中佇む、永久不滅のロイヤルスイートルームを持つホテルがもはや訪れる者もなく佇んでいるという。


ホテルの中庭には、質素ながらも手入れされた大小二つの墓が存在する。





このワールドの管理者、αとβの権限を併せ持つ人物。


ωに並び、ただもう一人のω特権を与えられた人物。


彼が、このワールドの墓守として、永遠にここを管理しているのだ。







<了>





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虹のロカビリー 中の人(カクヨムのすがた) @NakanoHito_55

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