第九件 発見
時刻は六時二十分頃。夕飯にしては早い時間に、私はファミレスへと来ていた。
理由は先ほどのメールである。しかし、それに私が従う道理はこれっぽっちもない。何故なら、私と話がしたいのなら明日学校で話せば良いのだ。
だと言うに彼女はわざわざ今日に会って話をしたいと言ってきた。これに対して無視するのは決して悪ではないと思う。
だが本当に無視してしまっては明日に遠島から怒りの説教を受けるに違いない。説教だったらまだマシな方かもしれない。
私は彼女にはどうも逆らうことができないことを悟ると、先に席に着いていた遠島の元へ足を運ぶ。
「おっそい!二十分くらい待ったんだけど」
カウンターに着くなり文句を言う遠島。
先に頼んでいただろうメロンソーダが三分の一程まで減っているのを見るに、二十分待ったというのは本当だろう。とは言え、私が家からここまで歩いてくるのには物理的に十分以上かかってしまうのだ。ご容赦いただきたい。
私は提げていたショルダーバッグを席に置いてゆっくり腰掛けると、上着を脱いでバッグの上に被せる。
「仕方ないだろ?ここまで十五分くらいかかるんだから。てか、何時に集合くらい言えっての」
「仕方ないじゃん。いきなり思いついたんだから、すぐ話さないと忘れちゃいそうで」
だからと言って時間を明記しないのは駄目だろう。
席に座ってすぐに話をしようと思っていたが、寝起きでここまで来たため喉がカラカラである。
私は先にオレンジジュースを頼むと、届くのを待っている間に遠島へ一つ問う。
「んで、その忘れちゃいけない話ってなんだよ」
頬杖をつきながら薄目で聞くと、彼女はバンッと机に手を叩きつけ、目を大きく開いて話しだす。
「そう!実は私、犯人がわかっちゃいました!」
「へえ」
「へえって何よ!へえって!」
つい興味の無さが声に出てしまった。うっかり口を滑らすも、特段訂正しなければならないものでもないため私は何も言わずに彼女の言葉を待つ。
「…まあいいわ。で、よ。その犯人はなんと、今日会った人の中にいるの!」
まあ、そうだろうな。と心で思うも、声には出さずに喉元で堪える。
彼女なりに頑張って考えた推理なのだ。あまり茶々は入れずに聞くとしよう。
私はテーブルの端に置いてあったおしぼりを手に取ると、封を開けて手を清潔に拭く。そろそろ頼んだジュースがやってくる頃であり、手元を準備万端にしてから受け取る方がスムーズに飲むことが出来ると考えたからだ。
ジュースを待ち遠しく思いながら、私は話半分で遠島の推理の概要を聞く。
「まず動機ね。動機は恐らく…まあ、私のことを嫌ってでしょうね」
「…」
あえて否定も肯定もしない。続けて無言のまま彼女の話を聞く。
「仕方ないわ。なんとなく、中学の時から皆の視線には気付いてたし…」
視線を落としてメロンソーダをかき混ぜる。溶け切っていたバニラの白い部分を全て無くすように、ストローで円を何回も描きながら。
バニラの部分が完全にメロンソーダの緑に混ざり合い、表面がエメラルド色になる。
「ただ…」
遠島は一度混ぜたそのメロンソーダを飲み、ストローから唇を離してからゆっくり話しだす。
「高校では…もっと…みんなでなかよくできるかなって…思ってたんだけどなあ…」
飲み込んだはずのメロンソーダが、まるで甘くなかったかのように見えた。ジュースを飲んだように見えず、苦い顔をしだす遠島。
唇を震わせながら、グラスをグッと掴む。微かに潤んで見えた目元を手で拭うと、暫くしてから口を開きだした。
「…ごめん。急に変な感じになっちゃって」
「…別に。いいよそんくらい」
変な雰囲気のまま数秒の時間が流れる。妙に気まずいが、何か声をかけるのも悪手になってしまいそうなので何も言わずに落ち着くのを待つ。
いつしか混ざり合ったはずのバニラも、少しずつ点々とメロンソーダの表面から浮き出てきた。まるで何か言いたげなように顔を出すバニラを見て、私は何も言えずに手を組んで窓の外に目をやる。
しかし、ある程度想像はしていたがまさかここまで思い詰めていたとは。普段は明るい彼女のため、心の内で折り合いをつけているものだとばかり思っていた。
だが、まあ。彼女も人なのだ。それが普通だろう。
それに、これで終わりではないはずだ。
「どうせお前なら、何とかして乗り越えるだろ」
「え?」
キョトンとした顔で私を見つめる。
しまった。つい口から出てしまった。
うっかり出た言葉を引っ込めようと瞬時に口を手で覆うも、時すでに遅し。彼女は私の言葉の意味を教えて欲しそうにこちらを見て止まない。
何を言おうと思考を巡らすも、どれも無神経な言葉ばかりで言うに憚れるものばかりである。だが何も言わないのもそれはまた彼女に対して失礼なため、正直にその真意を伝えるほかないと判断した。
私は半ば詰みの局面で渋々負けの一手を打つ。
「んー、まあ、なんと言うか。えーっとな。その…あんまり怒らないで欲しいんだが…」
しどろもどろに弁明を図ろうとする私に、遠島は珍しく静かな声で話しかける。
「怒らないから。さっきのは…どういう意味?」
涙で少し潤い、光を帯びた瞳で真っ直ぐこちらを見つめる。あまり感じたことのない種類の視線に、少し緊張をしながら口の渇きを唾液で潤わす。
頼んだオレンジジュースはまだ来ず、まるで答えるまでやって来ぬように感じた私は恐る恐る口を開く。
「その…なんつーか。お前は俺にとって明るさの象徴っていうか?憧れの存在、でさ。だから、どんな逆境や辛い立場に置かれても、最終的には吹き飛ばせるような、強い人…みたいな感じのニュアンスで言ったわけよ」
我ながら語彙力のない説明である。聞くに耐えない言い分であったが、遠島は真っ直ぐにこちらを見たまま頷いて聞いていた。何をそう真剣に聞くような内容だったのか不思議に思うも、恥ずかしさでそれどころではない脳を休ませようと顔を机へ伏せる。
木目を必死に見ながら彼女の反応を待つ。
まるで告白の返事を待つかのように、顔を赤らめる。
湯気が出るほど頬が赤くなっているのを感じると、遠島が私に一つ聞いてきた。
「それは…褒め言葉だった、ってこと?」
改めて聞いてくるその言葉に、私はやけになって少し大きな声で答える。
「…ああそうだよ。お前の強さを信じてた!これでいいだろ!恥ずいわ!」
なんだかあまりにも照れた態度をとってしまう。今まで人見知りっぽい態度はなんとか隠せていたのだが、ここにきて少々ボロが出てしまった。
だがこれは別に照れるべきことではない。あくまで遠島に対して遠回しに褒めていただけのこと。特段気にする案件ではないのだ。ましてや私が恥をかいた気になるなど、変にもほどがある。これはむしろ誇るべきものだろう。自惚れではない。誉と思うべきだ。
そう自分の中で無駄な言い訳をするも、顔に帯びた熱は消えそうにない。
夜風がカウンターの窓から微風として流れてくる。外の少し冷たい空気を浴びて、自分の体温の高さをより実感する。また熱が高くなったのか、はたまた外気に当てられて身体が勘違いしているのか。もう暫くの間は働かないであろう脳みそには判断のしようがない。
恐らく茹でタコのように真っ赤になっている私に対して、遠島はずっと暫く見つめて何かを考えている。
いい加減何か一言言って欲しいのだが。いつしか本当にタコになってしまうだろう。
そうは言っても自分から聞くには少しばかり勇気がいるので、もう暫く待つことにした。これは逃げているのではない。心の準備をしているだけだ。決して、恥ずかしいからではない。
「…」
一体どれほどの時間が流れたのだろうか。いつの間にか周りの席が埋まり出していることに気づく。
もうそろそろ何か言ってもらいたいところだが。
そう思っていると、ようやく遠島は口を開いて話しだした。
「…その、なんていうか。どうも変な気持ちだし、色々言ってやりたいんだけども」
言ってやりたい、とはなんだ。何とも含みのある言い方だな。
少し気構えつつも、彼女の言葉を静かに待つ。
口をもごもごとさせ、眉を顰めながら何か言いたげにこちらを見つめる。次第に口の中で溜めに溜めた言葉をゆっくり吐き出す。
「…褒め言葉として受け取っとく。ありがと」
「…」
どう返せば良いのか分からずじっと固まってしまう。なにぶん人からこうも真っ直ぐ感謝をされたことがない為、気恥ずかしさやら戸惑いやらで返す言葉を見つけられずにいた。
ただ、ここでしっかり受け答えをしなければいけない気がした。
どういけなかったのか、なんて分かりはしないが、とにかくそんな気がしたのだ。私の勘は外れたことがないため、その直感に従い慎重に言葉を選ぶ。
「…おう」
慎重に選んだのだ。これで勘弁してほしい。現実では咄嗟に格好のいい言葉なんて出てこないのだ。
私は自らの語彙力に呆れつつ、恥ずかしさから頬をポリポリと掻く。目線を窓の外に向けると、少しばかり夕陽の光がテーブルに差し込んでくるのが見える。
時刻は恐らく六時三十五分頃。いつの間にか届いていたオレンジジュースを手に取り、乾ききっていた喉を急いで潤わす。
私はご褒美かのようにジュースをじっくり味わうと、先ほどまでの熱が無くなり働かなかった脳が急速に動き出す感覚を感じる。
私はようやく働きだした脳みそで早速一つの大事なことを思い出す。
「そういえば、結局お前の予想は誰なんだよ」
「…え?」
「だから、お前の学生証盗んだ犯人!見当ついたって話で今日ここに来たんじゃねえか」
先ほどの会話から意識を逸らそうと、出来る限り大きな声で話をふる。
遠島も徐々に頭が冴えてきたのか、みるみる目が開きだす。その後、あっ、と大きな声を上げて席を一瞬立つ。
まるで見てくださいと言うような行動に、周りの客はこちらを凝視する。主に嫌な視線で。
彼女は恥ずかしそうに再び座り直すと、恐らく誰にも聞こえてないだろう小声ですみませんと謝る。その姿を見てなんだか私も恥ずかしくなってしまう。
これが共感性羞恥というやつか。初めてその言葉の意味をしっかり理解した気がした。
彼女はすっかり白色が表面に出てきてしまっているメロンソーダをグビッと飲み込むと、先ほどの行動がまるで無かったかのように話を続ける。
「んん…そ、それで?私の推理を聞きたいんだったわよね?」
「いや別にそこまで聞きたくは」
「まあそこまで言うなら?仕方なく話してあげましょう」
別に聞きたくないと言っているのだが。やはり彼女は人の話を聞かないようだ。というより、もしかして聞けないのではないだろうか。
私は新たな可能性を見つけると、その場合の解決策はないことに気づいてすぐに落胆する。
茶番はさておき。今は彼女の推論を聞くとしよう。
「で、動機は聞いたけど。それ以外はどうなんだ?」
キチンと本腰を入れて話を聞く。遠島はその気配を感じたのか、あちらもチョチョイと座り直して話しだす。
「んーとね。あー…何言うか忘れちゃった」
「おい」
真面目な雰囲気を崩しそうになるも、持ち直すべく彼女は続けて口を開く。
「まあまあ、取り敢えず。私の推理では…犯人はサッカー部と関係のある誰かです!」
「…ちなみに、その根拠は?」
「だって!部室にそのユニフォームが置いてあったでしょ?ってことは、サッカー部の誰か、ないし関係者が部室に入ってそれを置いて行ったってことじゃん!」
「…」
なんとまあ稚拙な推理だろうか。挙げ句の果てに犯人がわかったと言いながら内容はあまりにも曖昧なものである。サッカー部の部員が果たしてどれほどいるのか分かっているのだろうか。それが関係者も含めるなら尚更である。
一応、彼女なりにしっかりとした根拠やらがあるのかもしれない。私は確認すべく遠島に期待せず聞いてみる。
「ちなみに…そのほかに根拠とかはあったりする?」
「根拠…?これ以外で?」
やっぱり何もなさそうだ。私は諦め気味で話を切り上げようとすると、遠島が何か思い出したかのように話を続ける。
「ああ!そういえばある!あります根拠!」
「へえ?あるんだ根拠…」
もう帰る気分だったため、あるのならそれはそれで困るのだが致し方ない。せっかくここまで来たのだから話の概要は全て聞いておこう。
「えーっとね、まず一個目。西園君の…じゃなかった。その人のユニフォームを入手できるのはサッカー部員、もしくはその部員と関わりが深い人に限られると思うの。だって、それ以外の人が部室に入ったら他の人に怪しまれちゃうし」
そうとは言えない。実際、授業が終わってからすぐに部室へ向かえば全く関係のない他人でも盗むことは可能だ。人目につかず、ひっそりと。
私はあえて反論はせず、彼女の言葉を待つ。
「そして二個目。何せその人物は盗む動機もバッチリあるの。恐らく、犯人はその人物が好きで思わずユニフォームを盗んでしまった、って感じ」
果たしてそうか。その犯行動機に恋慕が関わっていることは否定しない。しかし、それがサッカー部員に向けられたものとは思えない。その人物がサッカー部員と関わりがあるのか。そこが分からない限りこの主張は根拠として意味をなさない。
続けて彼女は話しだす。
「そして三個目。その犯人は、ちゃんと陸上部とサッカー部、二つと関係があるんです!」
ピクッ、と私の眉が動く。
「そんな人いるか?だって、皆んなそれぞれ陸上部は陸上部、サッカー部はサッカー部で所属していたろ」
私は少し反論気味で彼女の推論の根拠に意を唱える。
なんだって、私が今まで関わった東條浩都、将島杏子、山中小春、この全ての者が陸上部にのみ所属していたはずだ。勿論、西園士郎もサッカー部にしか所属していない。
しかし遠島は動じずに私の反対意見をぶった斬る。
「ふふん、そんなの陸上部とサッカー部を兼部してなくても良いの。陸上部の人達と関わりがあって、尚且つサッカー部との関わりも強い人!」
「だから、んなやつ…」
そんな者、居ないと思っていた。が、今一人の人物が案に浮かび上がってきた。
陸上部の者と関わりが強く、且つサッカー部の者とも関わりを持っている可能性がある者。
「…上加世田桃香、か?」
「大正解!」
やはり。今日会った中で両方と関わりのある可能性のある者はその人物しかあり得ない。
上加世田桃香、将島杏子の友人ということ以外何も情報がなかった。だからこそ、もっと目を向けるべきだったのだ。
最初は事件の脇役だとばかり思っていたが、そんなことは無いかもしれない。
私は一つ残っている疑念を彼女に問う。
「だが、上加世田先輩がサッカー部とも関わりがあるってどういうことだ?」
「実はね、友達に上加世田さんのことを聞いたら、どうやらサッカー部のマネージャーをしてたみたい」
「してた?」
過去形のところに引っかかる。
遠島は私の疑問を感じたのか、すぐに補足を付け足す。
「ああ、なんか去年の途中で辞めちゃったらしいの。二年生の噂では男関係とかなんやらって言われてるみたい。いやー怖いわね、痴情のもつれってやつは」
そう他人事のように話す遠島を横目に、手元にあるオレンジジュースを一口飲む。
痴情のもつれが果たして本当なのかどうかはさておき、やはり彼女が単なるモブではないことが確定した。
もし上加世田桃香が今回の事件に深く関わっているのなら、それはとても厄介なことになる。
まず一つ目だが、私は上加世田桃香に嫌われている。これが一番面倒くさい。何せ、どんなに当たり障りのないことを聞いたとしても素直に答えてくれるとは考えづらいのだ。彼女に対しての私からの質問はほぼ意味のないものになるだろう。
そして二つ目。たとえ私が聞かずに他の人物に頼んだとしても、それは遠島か西園くらいしかいないのだ。果たして彼女らにその仕事ができるだろうか。少なくとも私は頭が痛くなる。
最後に三つ目。もし彼女が犯人であったとしても、その動機がイマイチ分からない。サッカー部で色恋沙汰の何事が起きたとは言え、それだけで今回の学生証盗難事件とユニフォーム盗難事件を起こすとは到底思えない。なにか別の、決定的な理由があるはずだ。
だが今はそれを考えたところで何も浮かぶはずもなく。
もうそろそろ時計の長針も真上へ向かおうとしている。夕暮れ時と言っても良い景色になっている中、続々と人の出入りする姿が私たちの隣を横切るのが見えた。
オレンジジュースで半分ばかり満たされたその容器は、外側が水滴で濡れてみずみずしく輝いている。少し奥に視線をやるともう一つの容器は空になっており、店内の照明に反射して眩しく光っていた。
飲み物一つでずいぶん長居したものだと思う。だが同時に時が経つのは早いものだとも感じる。
先ほどまで一秒一秒が長く感じていたのに、合算して経過時間を見れば体感よりも遥かに長く経っていた。これが老化、というものだろうか。
私は残りのオレンジジュースを飲み干そうとストローを勢いよく吸い込む。
その様子を見た遠島は私の思考を察したのか、バッグやらスマホやらに手をつけ出す。
「もうそろそろ帰ろっか」
「ああ、そうしよう。随分と居座ったからな」
「居座るって…人聞きの悪い言い方するわね」
「お前には言われたかねえな」
よくもまあ私に向かって棚に上げた発言ができるものだ。そこの図太さは感心する。
そんなふうに思っていると、遠島が少し不思議そうに私を見つめる姿が目に入った。
「…なんだよ」
「いや〜?なんか私に対しての口調がやたら砕けた気がして」
まあ、確かに。言われてみればそうである。
基本的に他人と話す際は敬語を心掛けるのだが、何故か彼女に対してはタメ口を使ってしまう。
なんだかよく分からないが、どこかバツが悪くなった気がした私はそっぽを向いて答える。
「…悪いな、変に馴れ馴れしくして。明日から気をつけ」
「いやいや、そういう意味じゃなくて」
私の発言を身振りと言葉で遮ると、遠島は真っ直ぐこちらを見て話しだす。
「そっちの方が嬉しいって話」
「…」
なんだかなあ。
心の中でそうポツリ呟くと、私は何も言わずに席を立った。
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