【政府機密文書:特殊宗教災害対応案件/案件名:YURAYURA-01】
【政府機密文書:特殊宗教災害対応案件/案件名:YURAYURA-01】
【概要】
対象者(以下「M氏」)は、文化財として保管されていた「Y板」(通称:神の座)と長期的接触を続けた結果、急激な精神・肉体変異を示し、制御不能と判断された。筆者自身が“第二のゆらゆら様”として変貌を遂げつつある。
【前段階:大規模な御祓儀式の準備】
・政府は特殊神道系呪術師(国家陰陽連合)と仏教宗派合同チームを招集。
・舞台は旧・津山市郊外の国有化された元牧田家屋敷跡地。
・儀式の規模は出雲大社で行われた過去最大級の厄災封印と同等。
・「Y板」は隔離ドーム内で厳重に封印され、M氏は生体拘束下に置かれる。
【発生:M氏の暴走と怪異変異】
・御祓開始後、M氏の身体に急激な膨張と変質が観測される。
・手足は二重関節に折れ曲がり、皮膚は白く爛れた膠状に変化。
・体長4.2m、異常な横揺れ(常時左右に振幅0.4m)を繰り返す。
・頭部は原型を留めず、口腔は裂けて顎関節が外れている。
・声は記録不可能な「軋み」に近い音に変わり、周囲の通信機器に干渉。
・観測記録中、数名の宗教関係者が錯乱、うち1名が焼身自殺。
【対応:自衛隊との交戦】
・即応機動隊・特殊災害対策部隊が出動(通称:零号分隊)。
・催涙、閃光、電磁封印弾を使用するも効果なし。
・怪物化したM氏(仮称:Y体)は滑るように移動し、あらゆる物理障害をすり抜ける。
・最終的に「Y板」との物理的分断を図るため、屋敷ごと焼夷爆撃。
・焼失後、M氏の消滅は確認されず、地下へ逃走した痕跡が発見される。
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