第1話 短歌erに与ふる書
最近の短歌はマジでカス。
ハッキリ言っちゃうと、万葉集と
源実朝ってアラサーで死んでるじゃん。人生これからって時に殺されたから、勿体ないんだよな。あと10年ぐらい生かしといたら神歌めっちゃ作ってたんじゃね? マジで神だと思う。
カス先輩たちの靴底を舐めたりせずに、自分だけのバイブスを信じて「オレの歌」を極めにきてるから、マジでかっこいい。頭上がらん。
雑魚って言われてるけど、北条家がうるさい時代だったし、まだ若かっただけだから。
文学でのし上がる系ってクズが多いけど、実朝は例外。だって実朝の歌ってテクニックもあるけど、パワーも知識量も勢いもあるし、同時代のカスどもと違って世間に媚びてない。別格でしょ。人間として頭いい奴じゃないと実朝レベルは厳しい。
*
賀茂真淵は短歌をちゃんと勉強してる方ではあるよ。
万葉集サゲ全盛期の江戸時代の人間なくせに、万葉集ラブなのは偉い。
ただ、俺に言わせると、あいつは万葉集についてもニワカなんよな。
あいつ何度も「万葉集もよし悪しあるで」って書き残してんだけど、想像するに、周りの奴に「この歌はショボいから俺の勝ち」ってマウントとられたくなかったんだと思う。実際嫌いな歌もあったんだろうけど。
でも、真淵とかそこらへんの人がショボいって言ってる歌でも、俺は認めてる歌はあるから。
てか、そこらへんの人は当然だけど、真淵の歌って万葉感ないよな(あくまで短歌だけの話よ)。実際歌を見てみたけど、マジで万葉の良さをわかってなくて萎えた。
いや、真淵についてははカスとまでは言わんよ。
そんな昔の歌のマネってムズいんかな? って思ってたんだけど、俺の友達には短歌erでもないのにけっこうマネが上手な奴いるんだよね。
つまりさ。昔の短歌erって、今の非短歌erより下手なわけ。
あれ? 今の短歌er、昔の短歌erより下手なんだけど……? 笑
*
なお長歌。
これは短歌とは別。
『古今集』とかはカスだけど、そもそもそれ以降は下火だったから良かった。
だから、その後の長歌erって万葉集ラブで、普通にいい作品作ってると思う。現代でも長歌erはまあまあ手際いいよ(御歌会派が作った気まぐれな長歌はカス)。
ただ、長歌が万葉のパクリから発展してないのをあざ笑ってるヤツもいるんだよ。
ゴモットモだけど、そんな難しいこと注文したら、しょうみ『古今集』以降は新しい歌なんかないって。
ま、言い足りんことは後でまた書くわ。じゃ。
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