第3章:渚のいる家

第3章:渚のいる家


「みんなおはよう」


僕は笑顔で教室に入り、子どもたちに声をかける。

元気よく「おはようございます」と返す声もあれば、俯いて返さない子もいる。

いつものことだ。以前なら、そんな反応の薄い子に小さな苛立ちを覚えたかもしれない。

けれど、今日は違う。


――渚が、僕を待っている。


それだけで、心がふわりと軽くなる。


授業をこなしながらも、頭の片隅ではずっと考えている。

朝食の匂い、コーヒーの湯気、あのやわらかい唇の感触――

まるで“新婚生活”のような夢の朝。


でも、不安もあった。


家に帰っても、彼女がもういないかもしれない。

今朝の出来事すら、僕の脳が見せた都合のいい幻だったのかもしれない。

脚がないはずの彼女。

あの綺麗な脚も、あの笑顔も、全て僕の願望が作った妄想かもしれない。


それでも、信じたいと思った。


放課後、僕は職員室で荷物をまとめると、英語担当の山本先生に声をかける。


「今日は定時で帰らせてもらうよ」


「え、遠野先生が?……珍しいですね!たまには家でゆっくりしてくださいよ。遠野先生にはいつも世話になってますから」


僕は微笑んで頷く。

内心では、今すぐ駆け出したい気持ちを抑えるのに必死だった。

校門から家まではいつもより遠く感じた。

期待と不安が重い玄関の扉を開く。


「おかえりなさい」

優しい彼女の声が聞こえた――


靴を放り投げるように脱ぎ捨て、僕はキッチンに立つ彼女に駆け寄る。

そして、思わず渚を抱きしめた。強く、強く。


「ただいま、ただいま…」


「えっ、何よ、突然~。浮気でもした?」


渚は笑いながら僕の胸を小突く。その声があまりに柔らかくて、僕は込み上げる涙をどうにか堪えた。


「ううん、なんでもないんだ」


「そっか、それなら……ご飯、もうできてるよ」


僕たちは小さなダイニングテーブルに並んで座り、いつものように向かい合って夕食をとった。

テレビの音は消して、窓の外には夕焼けの余韻だけが漂っている。

渚は他愛もない話をしながら、僕の好物ばかりを並べていた。


そして、食後の皿を片付けたあと、自然と僕たちは浴室に向かった。


お湯の湯気の向こうに、渚の滑らかな背中がぼんやりと浮かぶ。

僕はその光景から目を逸らしながら、そっと浴槽に浸かる。

夢のような毎日。でも、それが夢であってはいけないんだ。


風呂上がりの髪の水をタオルで拭いながら、僕たちは寝室へ向かう。

ベッドに沈み込むように渚が身を預け、僕は隣に座った。


「……恥ずかしい」


そう言って、渚は両手で胸元を隠す。


「そんなことないよとっても綺麗だ」


そういって僕は両手を退けて

渚の乳房を両方弄る。

だんだんイチゴのように赤く尖ったソレらを交互に貪る。


「おいしいよ…とっても」


柔らかいスポンジと渚の甘い匂いに包まれながら何度もイチゴを刺激する。

渚のいやらしい声が僕を喜ばせる

渚の熟した桃が僕の硬くそりたっているモノを誘う。 


食べて…そのフォークでさして…


僕は我慢ができず、思いっきりフォークを振り下ろした。

桃から果汁が溢れでる。甘い声が降り注ぐ。

僕はそのフォークを何度も何度も振り下ろす…


食べて…早く食べて…


「ったく…渚はせっかちだな」


ぐちゃぐちゃになった桃を全て綺麗に飲み干した


「ごちそうさまでした」

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