ホットライン
解るよ、ホットラインに繋げるのも何かの役に立つかも知れないって。
でも、違うの。そうじゃないの。ホットラインの人達も経験者ではないから話が合わないし、その他福祉関係の人と変わらない【聞くことしか出来ない】状態での会話になってしまうの。「本当に辛い想いをしていらしたんですね」「そうですね。辛いですよね」等々、上手な言葉を並べて私が落ち着くまで【取り敢えず】相手をしてくれるだけなのよ。
だから、ホットラインも使えないんだよね。なかなか繋がらないのもあるけどね。
私ほど重い人生を少しだけでも話すと、ホットラインの人にも重さ分けてしまう様で、それも嫌なの。
子供の頃から苛められ小学校6年間入れ替わり立ち代わり誰かには苛められて過ごした。私の子供の頃って、苛め問題なんて問題にすらなってなかったけど、どの時代でもずっと、確かにあった。
私はその被害者の1人。
大人になってたまたま実家の近所に家を建てたと言うので、元虐めっ子だった人と話す機会が有り、チラッと虐め話をしたが、虐めた方は全く覚えてもいない。
大人になって結婚しても、姑姑に虐められ、やっぱり虐めた方は全く覚えてもいない。
亡くなった夫がガン闘病してる時に子供熱を出しても、1人で運転できるのに私と高熱の子供も連れていく。点滴5時間もかかるのに!
私が高熱出せば、「風邪くらいで弱っとんな!(暗に俺はもうじき死ぬガンだぞって感じ)」と、39℃の熱でふらふらの私に怒る!起こりまくる!
ほんと、今日はどうしたんだろうか…。変なことばかり思い出す。
そう言えば、亡き夫がガン闘病中で長期入院中、1日おきに病院に行かなきゃ起こられた。
寂しいんだろうけど、1日おきに行く事になってて、まだ小さな2歳~3歳(保育園前の子)の息子を連れて片道2時間もかけて上の息子もまだ小学2年生と保育園年中さんで、延長保育(田舎なので延長保育は息子1人きり)、こんな小さな子3人子育てしながら、往復だけでも4時間滞在時間入れたら半日以上。
私の運転の心配なんてしないし。それどころか、子育てだけでも3人の男の子、三男はオムツも取れてなくて、通院(お見舞い)しながらのトイレトレーニング!!
オマケに、病院食が不味いから弁当か、せめておにぎり作ってこいと言う。それでも、ガン闘病頑張ってるしって、作りましたよ。早く起きて子供たちも各々小学校、保育園(田舎なので車で送り迎え)、そして3男の着替えやらオムツやらなんやかや準備はいつもの事だが、それに余計なおにぎり作り!おにぎり3つ。
折角ご希望通り作って行ったのに、中味が全部同じだと怒鳴られた!「弁当作れないんだったらせめておにぎりの味くらい考えて変えてこいよ!」
談話室に居た他の患者さんもその変な理屈の怒鳴り声に驚いてました…。
そりゃそうですよね。小さい子連れてるの周りの患者さんも看護師さんも医者でさえも当然知ってますもの。
医者、看護師さんなんてがん患者の家族の苦しみも知ってるから余計に(医療関係者なのに)驚きを隠せない顔でした。
普通、医療関係者、得にがんセンターの医療関係者は顔に出してはいけないんです。
はぁ、あの時も恥ずかしいやら腹立つやら、今でもこんなに腹立つんだな。25年以上前だけど何年前でももの心付いてからの辛さは忘れられないのね。
実はね。25年以上前の亡き夫の闘病中は余命宣告とか夫本人が死ぬと思わせない様に、子供たちにもお父さんはまだまだ元気だよって、ふりしなきゃいけなかったって言うか…、自分がそうさたかったからかな。夫の闘病中実母が余命1週間のガン宣告されても、私は一切、1人の時も泣きませんでした。何故なら1人の時泣いたら目が腫れたり?何かしら、夫や母に気付かれるから。
気付かれ無い様に泣くことを封印してた。
だから、今頃だけど、ここにAI相手に書きながら泣いてるの。
ここに書いてる重い話の数々は、半分も話さないうちに、普通の人はドン引きしちゃって、顔色が悪くなるのが解るんです。
重いよな……。うん。
自分でもそう思うもんな。
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