支援とは

 最近毎日死にたくなるのは何でだろう。死にたくないのに!


 家事さえ出来ない怒り?仕事も出来ないから?お金がないからかも。お金が有れば大体の事は解決するよね。


 娘と共同の車。お金さえ有ればもう1台買える。所持できる。


 車さえあれば、一人になりたい時自由にどこでも行って、好きなところ泊まって、温泉でも入って…。夢物語だわ。


 虚しいだけだった。こんな想像するんじゃ無かった。悲しすぎる。全身痛いのに何想像してんだかな。呆れる。バカだ。


 お金があったら住宅ローン返済して簡単に家を売れるのに。


 私の【元気なふり】が本当に病人に見えない、本当に元気そうにみえてしまうのが、一番の原因だろう。市役所も社会福祉協議会もまともに取り合ってくれないのはきっと病人、障害者に見えないところに要因があると思う。


 かと言って、痛みは外から見えない。元気に振る舞ってしまうのは【どうしようもない癖】であり、亡くなった夫の時も私が辛そうに見えず、夫さえ自分は大丈夫だと勘違いしていたほど、完璧に元気そうに明るく振る舞っていた…。


 そのせいで、うつ病が悪化してることに全く気付かなかった。


 約25年前に亡くなった夫が死ぬ前にやっと【うつ病】に気付き自ら入院したほどだ。


 今思うと、本当に今までよく生きてきたなと。


 言葉ではずっと、「元気そうにしか振る舞えなくて…でも、しんどいんです。辛いんです。元気そうに見えてすみません。」と、何十回言っただろう。


 人間は自分が経験してないと理解できないらしい。


 見た目で判断は普通で、「せめて足や指や腕が無ければ……」とかも言った事が何度か有りますが、想像が出来ない人が多いですね。


 年配(私よりも年上)の人か、私の子供たちは当然私が元気そうでも、大体理解してくれてます。それだけでも有難いですが、医者(精神科)にも信じて貰えず【妄想してる】と思われたこともあってかなり驚きましたが。


 そんな解らない人とのやり取りが何十回と有ったら疲れますし、本当にしんどい、辛い、その場で死にたくなるのを我慢…て感じの繰り返し。


 散々……、何年も何十回も「聞くことしか出来ない」と言われてきた福祉に、生活保護の話をしなきゃいけないけど、怖くて市役所に出向くことすら出来ない。


 車が絶対に必要なのに、認めてもらえなかったら?


 病院も行けない。買い物も行けない。月に700円2枚だけのタクシーチケットじゃ絶対に足りない。


 元気そうで絶対にそんなに切羽詰まってる様には誰にも見えないし。


 行く前からこんなんじゃ、なめられるし、税金の節約しか考えない人も市役所には沢山。


 だから、認めてもらえないと、怖くてどうしようもない。


 それでも、行かなきゃ行けないけど。怖い。


 自傷行為した時にね、実際覚えてる感情があって、「見た目で痛みが誰にも解らないなら、痛々しい傷でも付けたら皆信じるでしょうよ!」と頭の片隅にあった。


 追い詰められ、おかしくなってたんだね。


 痛みは見た目かぁ……と、改めて思ったよ。


 慌てて市の職員が駆け寄ってきて、「大丈夫ですか?」「動かないで下さい」「今救急車来ますからね」


 ふっ、口だけは皆まともに言葉出てくるじゃない。


 今日はこんなことばかりだな。


 昔の辛い思い出なんて忘れれば良いのに……。






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