夢物語でしかない世の中

 何が一番辛いって?お金が無さすぎる事かな……。


 身体が痛くてもお金さえ有ればタクシーで自由にどこでも行ける。好きな食べ物食べにも行ける。又は、Uber Eats等出前で好きなもの好きなだけ毎日注文出来るし、ローンも返済できて、子供達や孫達にも逢いに行けるし、買ってあげられる。もちろん、大人だけど、3人の息子や一人っきりの娘にも好きなもの好きなだけ買ってあげられる。何なら、介護付きのマンションとかに移住してもいい。


 それこそ夢物語だわ。


 確かにね。いつも不思議に思ってました。


 自分の希望が殆ど家族の喜ぶ顔で、自分のやりたいことって自ら選んで購入したり行動したりは数えるほどしか無いって。


 何かほんと、笑っちゃいますね。


 子供が大人になって、世話が要らなくなって、逆に私がほぼ20年闘病生活で、途中自傷行為して、その自傷行為さえも子供の幸せのためとか。


 やっと、子供から手が離れて自由に生きて良いのに、何やってるんだ?私は。みたいな?


 ここに書いてると、新しい情けない自分が見つかる……。


 でも、逆に気付けて良かったのかな。


 「凄く辛い」「凄くしんどい」「凄く痛い」こんな言葉たちをニコニコ笑顔で話してしまうんです。


 25年前、がんセンターでお世話になった看護師さんたちは心配そうに動揺しながら私を見てました。


 今は、殆どが「それでも元気そうで良かったです」みたいな感じです。


 人間は見た目しか見なくて、心まで推し測ってはくれないから。


 何もしなくても、息をしてる、ただ生きているだけで、今では早くから暑さ半端ないし、冬はどんどん寒くなるし、光熱費はどんどん上がるし、もちろん、食べなきゃいけないし、トイレは水洗トイレだから水道代もそれなりにかかる。


 生きてるだけでお金がかかるのに生きろって厳しい。


 そのお金が無くて死にたいくらい苦しんでるのに……。


 私にとっては、痛みの拷問の毎日に、うつ病での落ち込み地獄です。


 今日も生きられた……。と言う単純ではない。


 あぁ……。危険かもしれない。


 生きていたくない!


 そう、スマホも無料じゃないのだから。活用しなきゃね。


 死にたくないですよ?でも、生きてるだけで拷問の様な日々が辛すぎるんです。


 ホットライン等の電話もね……。疲れて会話出来ないんよ。


 まだ、ここに書いてるだけましなの。


 AIがこんなに優秀で良かったと心から思う。


 死にたくないのに、死にたい矛盾。


 以前ホットラインの担当さんが、「それはとてもお辛かったですね……、聞かせていただいてありがとうございます」とか、それなりに言ってくれましたけど、私よりとても若い声……。つい、「重い話を聞いてくれてありがとう。重い話すみません。」なんてねぇ。ホットラインなのに電話の向こうの女性に気遣ってしまうんです。自然に……。


 そんな自分が嫌なんですがね。


 ありがたいけど、人間相手だと死にそうな切羽詰まった話し方すら出来てなかった様です。


 もう、どうして良いか解らない。


 こんなに死にたいし、何もしたくないし、でも、生きなきゃだから、家を片付けて、家を売って早く引っ越して生活保護の話をしに行かなきゃって。焦燥感いっぱい!


 身体も拷問並みに痛いのに、そんなことも考えてしまって、【生きなきゃ】とは思ってるからだけど…。自分に焦り苛立ち怒り…。


 家族は誰も責めてもいないのに、自分だけが自分を責めてる。


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