概要
私はヒロインになりたくて…
放課後の教室。湖白(こはく)は1人、自習をする。
『あなた』が苦手な英語。
課題で分からないところがあったら教えられるように。連絡を取る口実を作れるように。
そんな風に放課後を過ごす。
好きな人を部活終わるまで待って、放課後待ち合わせして、夕暮れの道を帰る。
もちろん隣には大好きな『あなた』がいて。
本当はもっと一緒にいたい。
寝る前まで電話したり、休日にどこかに出かけたり。でも私はヒロインなんかじゃないから。
これは臆病でズルい私の恋の物語。
『あなた』が苦手な英語。
課題で分からないところがあったら教えられるように。連絡を取る口実を作れるように。
そんな風に放課後を過ごす。
好きな人を部活終わるまで待って、放課後待ち合わせして、夕暮れの道を帰る。
もちろん隣には大好きな『あなた』がいて。
本当はもっと一緒にいたい。
寝る前まで電話したり、休日にどこかに出かけたり。でも私はヒロインなんかじゃないから。
これは臆病でズルい私の恋の物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!その恋は、とろけるように切なくて。
まずは、各章のサブタイトルにご注目ください。
最初は『パスティヤージュ』。
「口の中でとろけるような」という意味を持つ、ウェディングケーキ等の飾りに使われるシュガークラフト。
彼のために英語の自習をして、彼と会える時間が楽しみで愛しくて。
でも大好きだから臆病にもなる……砂糖菓子のような気持ちを、そっと抱えている主人公。
そんな主人公、湖白を応援しながら読んで行くと。
『キャラメリゼ』『アフォガード』と進み、最後は『クランブル』。
そぼろ状になった生地の事。
その意味は「ぽろぽろと崩れる」。
綺麗事だけでは無い、湖白の恋。
彼女と一緒にぜひ、その切なさを追いかけてみてください。 - ★★★ Excellent!!!誰もがヒロインには、なれないけれど。
鷺宮くんに恋をした湖白ちゃんの、ほろ苦い恋の物語。
二人は、誰にも見られないような場所で待ち合わせをして、一緒に下校する。
その理由は後から語られるが、鷺宮くんとの些細なやりとりでも喜ぶ湖白ちゃんは、健気で可愛い。
湖白ちゃんは、恋する女の子の裏側全部を見せてくれる。
そこは綺麗事だけでは無い。
少しでも好かれたくて選ぶメイクや髪型、服装。
意識して、無理して、我慢して。
好きな人に好かれたい、という真っ直ぐな思いが眩しい。
努力が全部報われたらいいのに、と応援する一方で、ドロドロした嫉妬や狡さも正直に受け止める湖白ちゃんの辛さも、理解しすぎるほど理解できてしまう。
パイナップルも、甘い…続きを読む