概要
優しい余白に、魔法の記憶を添えて。
星の光が降り注ぐ、天井のない図書館。
まだ誰にも読まれていない物語たちが、静かに眠っていた。
ある夜、図書館を訪れたのは、魔法を〝知っている〟少女と〝信じていないふりをする〟少年。
恥ずかしがり屋の本、声を失くしたページ、読まれなかった記憶たちとふたりが出会うとき、忘れていた「魔法」が、ゆっくりと目を覚ます――。
※プロローグ+全20章+あとがき(作者より)構成
まだ誰にも読まれていない物語たちが、静かに眠っていた。
ある夜、図書館を訪れたのは、魔法を〝知っている〟少女と〝信じていないふりをする〟少年。
恥ずかしがり屋の本、声を失くしたページ、読まれなかった記憶たちとふたりが出会うとき、忘れていた「魔法」が、ゆっくりと目を覚ます――。
※プロローグ+全20章+あとがき(作者より)構成
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!忘れられた声を照らす月夜の物語
月の光に誘われて、静かな図書館へ足を踏み入れるような作品でした。
最初は幻想的でかわいらしい雰囲気に包まれているのですが、読み進めるほどに、「忘れられた物語」や「届かなかった声」へのまなざしが見えてきます。ただきれいなだけではなく、少し寂しくて、でも誰かに見つけてもらうのを待っているような温度がありました。
動く本や司書うさぎ、小さなふくろうなど、絵本のように心をくすぐる存在が多く出てきます。その一方で、本にも気持ちがあり、読まれないまま眠ってしまうという設定には、物語そのものへの優しさを感じます。
エルミオットとセレニカの距離感も心地よく、ふたりが無理に何かを解決しようとするのではな…続きを読む