第七詩・雨音の夜にやって来たモノ

 雨音が激しい夜。

 何かがボクの家にやって来た。

 コンコン、コンコン、何かは最初にボクの家のドアを叩く。

 次にドアチャイムが鳴る、ピンポーン、ピンポーン、何度も何度もチャイムが鳴る。

 起きてきた母親が、カメラに映っている来訪者を確認した。

 悲鳴が聞こえた。


 いったい何が雨の中を来たと言うのだろう?

 二階のボクの部屋からは、玄関は陰になっいて見えない。

 コンコン、コンコン、ピンポーン、ピンポーン

 雨音の中で、ボクと家族の恐怖は朝まで続いた。

 雨が優しく恐怖を包み込む。

 ピンポーン、ピンポーン。

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