2025年6月4日の日記

夢美瑠瑠

第1話


  「虫歯予防デー」で、「虫の日」でもある。

 「虫」…でも、かなりに連想することが多い。 昆虫についてもわりと造詣蘊蓄あるし、比喩的にも虫という言葉は派生する概念やらが多い。


 2,3年前の6月4日に「虫」というSFを書いた。

https://kakuyomu.jp/works/16817330658355523321/episodes/16817330658355727835

 これは、”ファーブル昆虫記”の作者の子孫の昆虫学者であるアンジェラファーブルさんが朝の珈琲タイムにテレビのニュースを観ていると、突然、「殺人昆虫」の群れが南米で繁殖し始めた、というニュースが流れるところから始まる。

 「ハンミョウ」という、美麗な肉食甲虫の、超大型なミュータント、らしい。 凶暴で、毒まであって、牛一頭でも、ピラニアみたいにあっというまに骨だけにする…で、ハンミョウは斑猫と書いて英名が Spotted Cat 。 で、それにちなんで「ヒョウゴロシ」 Killer Jaguar と呼ばれている。


 で、導入がそれで、ヒョウゴロシはどんどん蔓延して増殖し続けて、南アフリカの半分がゴーストタウンみたいになってしまって、イナゴの群れみたいにどんどん北上して移動していく。


 対策本部が設けられて、アンジェラもアドバイザーになり、研究したこの殺人昆虫の生態について解説したりする。

 

 で、結局この謎の昆虫、…エイリアンの秘密の兵器ではないかとか言われている…には「水に弱い」という唯一の欠点があって、困った挙句に、対策本部が考え出した対抗策は、「人口台風をぶっつける」というもの。


 人口の気象兵器を作り出せるアメリカ軍の極秘の軍事施設が醸成?した、「超大型の台風」を、カリフォルニアのところでヒョウゴロシの大群(ネオゴールドラッシュと呼ばれている)とぶっつけるという作戦が計画されて、人類の最後の願いをこめて、実行! この世紀の対決の結末はいかに? というところで、最後はわからないまま終わる。 玉虫色の終息、というオチである。


 だいたいハンミョウという非常に美麗な甲殻の昆虫が昔から好きで、よく網で追っかけたりしていましたが、習性や生態も面白いムシです。


 幼虫は、縦に長い穴を掘って、地中にひそんでいて、アリとかが通りかかると素早く顎だけ出して捕獲する。 成虫とはまったく外見の異なる、芋虫で、これを捕まえるために細長い葉っぱとかを挿し込んで「釣り」をしたりします。しました。


 成虫は、ゴミムシ?みたいな外形の甲虫で、アゴが強くて、甲殻はホログラムみたいな虹色に輝いている、という不思議なムシです。

 

 ハンミョウには「ミチオシエ」という異名があって、これは、地上にいるハンミョウに近づいていくと、「道案内」をしてくれるみたいに、どんどん少しづつ先へ先へ飛んでいく…そういう習性から名づけられたらしいです。


 オレも餓鬼の頃は、よく「導かれて」このムシについていったりしたが、そこから、「ハンミョウについていった挙句に、異次元に迷い込んでしまい、すると美しいぶち人猫じんみょうばかりの住む「斑猫の里」があって…」そういう童話を書いても面白いかな?😊💓

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2025年6月4日の日記 夢美瑠瑠 @joeyasushi

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