最終話 君が望むならこの輝きでも。

僕と玲はデートへ行ったり、時には喧嘩をすることもあったけど、なんやかんや仲良く過ごしていた。


そうして、月日は流れ、僕たちは3年生に、

しかも明日で卒業だ。

さっきまで高二だったのにいきなり卒業とか

急展開すぎるけど、仕方ないんだ。

だって、玲が甘えてくるだけの毎日しか

なかったから。小説にするには退屈すぎるんだよ(すっごいメタい)


まぁ、そういうことで明日で卒業するんだ。

大学?行かなくても良くなっちゃった。

なんと、あの大手企業、任○堂様から

スカウトされてしまったのだ。

感謝極まりないよねほんと。


「叶多〜!」

遠くから玲がやってくる。

「大手企業にスカウトされたってほんと!?」

「うん、本当だよ。」

「すご〜い!!さっすが私の叶多!」

玲は我がことのように喜んでくれている。

そして、抱きついてる。うん、いつも通りだ。


「叶多はすごいなぁ。私なんか

何の取り柄もないのに。」

「玲だって、企業からスカウト来てるんでしょ?」

「そうだけどさぁ、叶多が凄すぎるんだよぉ。」

「僕は凄くないよ、努力してやっとだから。」

「その努力ができるのがすごいって言ってんの。」

「ふふ、ありがとう、玲。」

こうやって他愛ない話をしている時が一番楽しい。


「私たち、明日で卒業かぁ〜、

高校生活あっという間だったね。」

「ね。ほんと早かった。体感まだ2年生なんだけど。」

「分かる〜、あと1年高校にいてもいいぐらい。」

「留年したらもう1年いられるよ。」

「それはやだなぁ〜、でも叶多と

一緒だったらいいかもね〜」

「僕はスカウトの方に行くよ?」

「だよね〜、あはは。」

と、なんやかんやで卒業だ。



そして迎えた卒業式。

みんな次々に卒業証書を受け取っていく。

最後だからかふざけてギャグかましている人も

いるけど大方、大スベリしてる。

そして長い長い校長のありがたーい言葉を

聞いて、卒業式が終わった。


「叶多〜!写真撮ろ〜!」

そういって玲が駆け寄ってくる。

「そうだね、撮ろっか。」

僕たちは卒業式と書かれた看板の前に並ぶ。

「……玲?」

「どうしたの?叶多。」

「いや……その手……」

「え?叶多もやろ?」

「……しょうがないなぁ」

二人で手でハートを作って写真を撮った。

多分いつか、めっちゃ恥ずい思いする。

でも、玲が楽しそうだからいっか。


────さて


僕はとあることを決めた。

「玲〜、ちょっと着いてきて〜。」

「ん〜?分かった〜。」

玲を呼んで、桜の下に連れていく。


ここの桜はいわゆる告白が成功する桜の木……

って言うわけでもないけど、

意外と綺麗で人が来ない穴場スポットだ。


「わぁ〜……ここ綺麗だね!」

「気に入ってくれたみたいで良かったよ。」

「……叶多、こんな綺麗なところに連れてきたって

ことは何か言いたいことあるんでしょ?」

「流石だね。察しのいい彼女だこと。」

「えへへ、ありがとう、褒められちゃった。」

「まぁ、長々話しててもアレだし、

単刀直入に言うね。」

「うん、なんでも受け止めるよ。」

「天野玲さん、僕はあなたと過ごしているうちに

好きだっていう気持ちがさらに大きくなりました。

生涯、あなたの隣であなたを支えさせてください。

僕と、結婚してください。」

僕は片膝をつき、玲の手を取る。

そして僕の第二ボタンを玲の手に置き、手を包む。

「っ……うぅ……こんな……こんな私でよければ

……よろしくお願いします……!」

泣きながら、玲はそう答える。

「僕が、色々安心して過ごせるように頑張るから。」

「うん……!私もあなたを支えられるように、

頑張るね……!」


そういって僕たちは抱き合って、唇を重ねあった。


玲のことは絶対幸せにする。

たとえ、おじいちゃんおばあちゃんになってもだ。


────君が望むならこの輝きでも。

ℯ𝓃𝒹

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君が望むならこの輝きでも。 眠いうゆ @nemuiuyu

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