第6話 星の輝き
「玲……実は僕、中学生の時、
あの公園に行ったことがあるんだ。
名前も知らないお嬢様と話したんだ。」
「えっ………それってもしかして……?」
玲は涙目になりがら聞いてくる。
あぁ、寂しい思いさせちゃったな。
今更、思いを受け止めても……
「やっと……やっと会えたね……、
私、ずっとさがしてたんだからね。」
そう言って、玲が抱きついてくる。
驚いて硬直していると、玲が続ける。
「私、叶多がいなくなってから
ずっと寂しかった…………
たった一回しか会ってないのにね。」
苦笑しながら言う。
────あぁ……遅くなんてないんだ。
「ごめんね。急にいなくなったりして……」
「うぅんいいの、こうやって今、一緒だから。」
そう言って玲は、再び抱きついて来た。
今度はしっかりと受け止め、抱き返した。
────「「あったかい……」」
《2人は同じ気持ちだった》
「ねぇ、叶多、今からでも遅くない……かな?」
「うん、遅くないと思うよ。」
「じゃあ、改めて言わせて?」
そう言って玲は離れて真っ直ぐ見つめてきた。
僕は目そらさず、玲に向いた。
「私、天野玲は、貴方に一目惚れしました。
そして、貴方の優しさに触れて、さらに
そこに惹かれました。私と付き合ってください!」
そう言って頭を下げ、手を差し出してきた。
この手を取ってもいいのだろうか……
そんな思いが急に込み上げてきた。
突然消えた僕に付き合う資格があるのか?
これから玲を幸せにできるのか?
────いや、逃げるな。
これから変わればいいだろ!!
ふさわしい男になればいいだろ!!
黙って手を取れよ!!
僕は────
「僕は……玲が大好きだ。突然消えた
僕なんかで良ければぜひ、付き合ってください!」
そう言って、玲の手を取った。
「……!!はい!!喜んで!!」
泣きながら玲はそう答えた。
僕らは抱き合った。永遠の愛を誓うかのように。
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