炭酸ソーダの向こう側

マカロニ

炭酸ソーダの向こう側

君がいる

オレンジ色に

夕焼けが

炭酸染めて

静かに消える


光さす

カフェの窓辺で

ふたりぶん

そっと揺れてる

ソーダのひかり


帰り道

手には君から

もらったね

ポプリの香り

まだ残ってる


「またね」って

言うのは少し

恥ずかしすぎて

手を振るだけに

なってしまった


お風呂の湯

温まるのは

胸の中

シュワッと胸に

君への想い


借りた本

ページめくると

読みながら

君の声だけ

聞こえるようで


君が読む

ページの声が

好きだった

そんな気づきに

胸が熱いの


枕元

ポプリを置いて

目を閉じる

ふわり漂う

君の思い出


星空に

光の粒が

散らばって

答えはまだね

わからないけど


胸の中

はじけて溶けた

炭酸が

恋って名前

持ってたみたい

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炭酸ソーダの向こう側 マカロニ @macaroni0327

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