第Ⅰ章 第24話
「もしかして・・・最近、夢で見た燕尾服の・・・?」
私はそう聞いた。
「ええ。それと、私達は翠桜様に加護を与えていたんですよ。あの女が貴女にそう言ってたでしょう?」
エメラルド様はそう言った。
「あ・・・。は・・・はい」
私はそう答えた。
「そう言う事です。
・・・アクア」
エメラルド様はそう言い、先程、私を襲った女性と対峙していた女性に声を掛けた。
すると「呼んだ?エメラルド」
そう言い、私とエメラルド様の元にもう一人もエメラルドグリーンの瞳の男性と同じ様な髪の長さで、髪の色も瞳の色もアクアブルーの女性が姿を見せた。
「ああ。彼女の相手は私が代ろう。
・・・アクア、君には翠桜様の事を任せて良いか?
傷は治したがまだ翠桜様は本調子では無いし、私達にとって翠桜様は特別な存在だ。・・・そこまで言えば君でも理解出来るだろう?」
エメラルド様はそう言った。
「ええ、分かったわ。翠桜様の事は私に任せて」
アクアと呼ばれた女性はそう答えた。
「任せた」
エメラルド様はそう言い、私達の元を離れた。
「あの・・・貴女もエメラルド様と同じなのですか?」
私はアクアブルーの瞳の女性にそう聞いた。
「はい。私も彼と同じ宝石執事であり、宝石騎士のアクアマリン・・・アクア・ベリル・マリンと申します」
アクアブルーの瞳の女性はアクアと名乗った。
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